パラダイス・リゲインドを観た

パラダイス・リゲインド感想

はじめに

こんにちは。うどんです。2/2、待ちに待った映画が公開されました。

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いやー、先行上映に行くことができなかったので、初回で観ることにしました。

色々思うところはありますが、面白かったですね。20年経ってもファイズファイズなんだなって再確認できました。

というわけで、今回はこの映画を観て思ったことを色々書いていこうと思います。ネタバレ注意。

面白かったところ

色々な要素が上手く絡み合ってファイズの世界観を作っていたと感じました。

ライダー達

ネクスファイズ

ファイズの進化系で、ベルトから新造されているらしく数値上のスペックはファイズを大幅に上回っているようです。武装も持ち歩きからその場での生成方式になっており、劇中ではTV本編で忘れてしまうという暴挙をしたファイズブラスターやオートバジンがいないと使えないファイズエッジを生成しての二刀流を披露していました。

また、破壊されたオートバジンも修理ないし新造されていました。旧型ファイズに変身した途端援護に来たあたり、やはり旧型の方が気に入っているらしいです。

AI予測機能も実装されているようですが、巧の性格上使用はしていませんでしたね。やはり旧型の方が使い慣れているということでしょうか。巧役の半田さん曰く、ファイズフォン20Pは持ちづらいらしいです。

アクセルフォームの攻撃シーンはどちらもカッコよかったですが、決め手にはなっていませんでしたね。というか、TV本編の巧が変身したアクセルフォームは無敵の強さを誇っていたのですが、今回はラー油とAIに回避されてしまって少し残念でしたね。ただネクスファイズのアクセルフォームの演出そのものはかなりかっこよかったです。

ちなみに入場特典はネクスファイズでした。

ネクストカイザ

強化形態がないカイザについに与えられた強化フォームといった感じ。これで平成一期で強化フォームがない二号ライダーが威吹鬼だけになってしまいました。

カイザの機能を正当進化させた感じで、ブレイガンの後継型といった感じのクロスラッシャーの二刀流はカッコよかったです。旧カイザは武装が多く取り回しが悪そうでしたが、このあたりもマテリアライズ機能で改善しているのかな、と思います。

ただ、尺がないVシネクストの後半からの登場だったため、戦闘シーンは少な目でした。必殺技もゴルドスマッシュのみで、サイドバッシャーも未登場。少し物足りなさはありましたね。アンダースーツや絵ベルトが既存のカイザと同一なので、外付けの強化形態といった趣でベルトから新造されたネクスファイズやミューズには劣るスペックという感じなんでしょう。

設定上はアクセルフォームもあるらしいですが、こちらはスピンオフのみでの登場にとどまっています。

ミューズ

新世代ライダーの代表格といった感じで、実際に過去にはなかった武器の具現化、AIによる予測機能が実装されていました。

武器をその場で生成して使うというのは、過去のベルトの取り回しの悪さを上手く改善していましたね。

AIの予測はかなり高い精度らしいですが似たような能力を持つゼロツーほどではないらしく、劇中では

予告ではネクスファイズと交戦していましたが、たぶんヤンデレ化した玲菜かなと思っていたんですが実際は北崎が変身したってミスリードでしたね。

北崎の、ミューズフォンをセットしてからベルトを装着して変身という動作はジオウっぽくて好きです。

変身者によって武器が二刀流か一刀流に分かれているのも、変身者によって戦い方に差が出るファイズライダーっぽくて良かったです。

ヒサオ

ビジュが三原すぎて三原出るの???となったキャラ。

予告ではデルタの力を笠に着たなんか嫌味なキャラって印象でしたが、本編では全くそんなことがなく、予告のセリフも「ファイズがいなくても自分たちが頑張る」といった意思表示という感じでした。

実際、轢かれそうになったおばあさんを損得なく助けていました。その後即通報するおばあさんはかなり鬼畜ですが(トラック運転手と共謀してあぶり出したというのは考え過ぎですかね)。

最後はミューズに果敢に挑みますがAI予測に負けて灰化してしまいました。「俺はオルフェノクでありデルタでもある」というセリフは結構好きです。また、死にかけてもなおベルトを掴み再変身しようとしたことも、彼が勇敢な戦士であるという証拠だったと思います。オルフェノク仲間からの信頼も厚かったらしいですね。

オルフェノクの本能

ワイルドキャットオルフェノクになった真理がオルフェノクの本能に飲まれそうになったところ、あそこは小説版『異形の花々』で言及された「声」ですね。映像化されてみるとかなり怖かったです。

女性陣

園田真理

オルフェノクとの共存を願っていたものの、望まぬ形でオルフェノクにされてしまい、失意のまま飛び降りまでしようとしてしまうのは妙に生々しかったです。心の奥ではやはりオルフェノクを受け入れていなかったということでしょうか。

だからこそ、廃校で巧と結んだ関係の重要性が増すという感じです。

胡桃玲菜

純度666%の井上キャラって感じがしました。小説版木村沙耶かよって感じですね。

ドンブラの夏未も良いキャラしてましたが、彼女も例に漏れずキャラが立ちまくっていました。

予告のスチールでよく見てた胸のところでミューズフォンを持っているシーン、あれ恥ずかしがっていたってことだったんですね。上品な箱入り娘という感じがしました。

彼女も仮面ライダーに変身できる以上、何らかの人体改造はされていると思います(ミューズの仕様にもよりますが)。よってスマートブレインに忠実な戦士として生きていたんだと思いますが、巧に好意を持ってしまい、真理を恋敵と認定。真理をオルフェノクにし、殺すための大義名分を得ます。こんな風に「人間としてでなく怪人として殺す」という展開はドンブラの雉野つよしっぽくてゾクゾクしました。

その後は巧を振り向かせるために告白をし、恥じらいを捨てミューズとして真理を殺そうとしました。最後は真理と巧を追い詰めるものの、使命と恋の間で葛藤し後者を選んで巧を逃がそうとしてしまい、北崎に殺されることとなりました。

死に方はバラバラに刻まれて四散するといった感じでしたが、ショッキングだったとともにサイコロステーキ先輩を思い出しました。

オルフェノクを殲滅する生き方をしていたのに、オルフェノクに恋し、最後オルフェノクを活かそうとしてしまうというダブスタは井上キャラっぽく感じました。そんな都合のいい話はないということで死んでしまうところまで含めて。

お茶?を冷ましてあげようとして拒絶されたのに、最後の方で巧はお好み焼きを冷まそうとする真理を拒絶していなかったので、最後まで巧を振り向かせることができなかったということが強調されていましたね。

ケイ

彼女も井上キャラだな~~って感じですね。ヒサオが死んで恐怖しているコウタに対して子供の名前をヒサオにしようと提案するというとんでもない発言や、コウタが死んで間もないのに条太郎をデートに誘っていたりなど、行動のあれこれから地雷感が出ていました。

一応、コウタが死んだときには真っ先に駆けよっていたので、好意は本物だったらしいです。

というか、ラーメン店で働いているオルフェノクは全員変身前に身に付けているものが姿に反映されていましたね。

ちょっと引っかかったところ

観てるときはちょっと引っかかったところがあったのですが、たいていは自己解釈でどうにかなりました。そういった意味では鑑賞後のモヤモヤは少なかったかな、と思います。

ライダーズギア

TVシリーズ最終話でカイザドライバーは破壊されたはずなんですが、なぜか今回草加が普通に使用していました。

多分、戻ってきた草加が所有していたものなんだと思いますが、おそらくスマートブレイン側で新造したものだと思います。カイザフォンXXに対応していたのもそのためでしょう。

このあたりも草加がスマートブレインの回し者だっていう伏線になってるかもですね。

デルタギア、ファイズギアはそれぞれ三原、巧が使っていたものが保管されていたんだと思います。20年経っても使えるというのは、スマートブレイン(というか花形社長)の技術力の賜物でしょう(劇中の時間が現実と同じくらい経っているかはわかりませんが)。

旧型強くね問題

強化クリムゾンスマッシュを破ったミューズを正面から圧倒し、ネクストカイザも含めてクリムゾンスマッシュで倒した旧型ファイズですが、新世代ギアを旧型で圧倒するというのはかっこいいけど結構無理があるのでは?と思っていました。グランインパクトで圧倒的に出力が勝っているはずのゴルドスマッシュを相殺っていう芸当もしていましたしね。

こんな感じで力関係がおかしいように見えますが、巧が勝てた理由は「旧型ファイズを使い慣れていた」ことと「AI予測の隙を突いた」ということだと思います。

巧は長年ファイズとして戦ってきました。そのためファイズの特性を誰よりも理解し、使いこなしていたということでしょう。また、彼の独自の戦い方はおそらくマニュアルにも当てはまらない自己流のものであるという可能性が高いので、データベースを元にしたAIの予測の隙を突き、新世代ライダーを圧倒できたんだと思います。新世代二人はアンドロイドが変身していたので、人間的な判断ができていなかったというのも一因ですね。この辺はゼロツーの予測を上回り攻撃を当てたオルトロスバルカンにも通じるものを感じました(あちらもウルフです)。そもそも、劇場版時点で後発のサイガをファイズで倒していますしね。

逆に、ネクスファイズの活躍がいまいちだったのは残念でしたね。北崎の「今回は彼を援護させる」といった発言から、以前から数回変身して戦っていたようですが、やはり旧型ほど使いこなしてはおらず、しかも戦闘データは割れていたようなのでミューズには圧倒されていました。

欲を言うと旧アクセルフォームも観たかったですね。尺的に無理だったんだと思いますが。

ラストシーンの真理

条太郎に対して「オルフェノクになれば?」と言うところ、真理の性格的にどうなんだと思ったんですが、たぶん冗談で言ったことだと思うので、よく考えたらオルフェノクとしての生き方を受け入れたってことなんだと思います。

そう考えると前向きな真理らしいか。

アンドロイド問題

なんで北崎とか草加が復活してるんだろうな、とかネクストカイザの登場経緯はどうなるんだろうと思っていましたが、そうきたか、って感じでした。

自己修復機能とか、明らかに有機的な攻撃方法とかを見るに、政府がオルフェノクを解析して作ったアンドロイドなんだと思います。本編でも対策委員会がオルフェノクをいじくっていましたし。

政府が謎の超技術を用いてオルフェノクを殲滅しようとしているのはやっぱり小説版ファイズを彷彿とさせますね。

余談ですが、アンドロイドにロゴがついてるのはドンブラのドン・キラーとかドン・キラー・キラーっぽいと思いました。

オルフェノクの寿命

巧はTV版最終回でかなり寿命を縮め、ブラスターフォームにも複数回変身したといういつ死んでもおかしくない状態であったほか、かなりオルフェノク歴は長いという感じでした。しかも、TV版最終回で死んだような解釈すらできるという始末。

しかし、今作の巧はその後数年生きており、一度死んだとはいえ蘇生しています。

蘇生・延命に関してはスマートブレインの技術力っぽいですが、本編後数年生きたっぽいのは寿命長めに感じますね。巧が真理の前から姿を消したのはどうやら草加が戻ってくる前らしいので、案外本編後すぐなのかもしれないです。

ちゅーか海堂も長生きですよね。演出の都合と言えばそれまでなんですが、思ったよりTV版オルフェノクは長命なのかもしれません。オルフェノクの寿命が短いのは急激な進化に体がついてこないということらしいんですが、海堂はオリジナルではなく使徒新生によりオルフェノクになった奴なので、それも関係しているのでしょうか。それとも、人間として生き、オルフェノクの本能に呑まれなければ長生きできる、ということでしょうか。この辺は色々と考察できそうです。

最後生命線の話をしたのは、本当に生命線が伸びていたのか、それでも灰化してきたのをごまかしたのか、どっちなんだろう…?

最後に

乾巧のその後は「仮面ライダー4号」とか「ジオウ」でも描かれていますが、この続き方も良いですね。タイトルにある通り、「巧が自分にとっての楽園を取り戻す」という感じなんだと思います。

復活のコアメダルみたいに「たくさんある結末後の可能性の一つ」みたいな感じで良いと思います。明確に続編だと言われているわけではないですし。

とにかく、もう一度ファイズの物語が見れて良かったです。草加社長とかネクスファイズ・ブラスターフォームみたいにまだ擦れるところはあると思うので、

映画振り返り2023

2023年に観た映画振り返り

はじめに

この記事はUECアドベントカレンダー2023 その2の17日目の記事です。

もう12月も半分過ぎたって??!早すぎる、、、

自己紹介&導入

とりあえず自己紹介から。うどんと申します。インターネットで活動してる時の名前には必ず「うどん」という部分文字列が含まれていることが保証されているらしいです。

電気通信大学2年Ⅱ類P2(情報通信工学プログラム)所属です。サークルには2つ入っていて、MMA(一応副部長)とデュエサーです(どちらも部員募集中!)。

趣味は色々あるのですが、その中でも特に映画鑑賞はお気に入りです。というわけで今回は2023年に観た映画の振り返りをしていこうかな~と思います。

一応ネタバレ注意です。

観た映画2023&雑レビュー

時系列順で書いていきます。サブスク含めると膨大になるので映画館で観た映画だけとします。

アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

wow

あのアバターの2作目。前作を観ずに鑑賞しました(最低限の知識は入れた)。

IMAXで観たのですが、めちゃくちゃ映像が綺麗だったのが印象的でした。

刃牙好きな友達と一緒に観たんですが、終わった後ずっと「格兵器VS竹ヤリ」って言い合ってました(伝わる人いるかな?)。

アントマン&ワスプ:クアントマニア

awq

名古屋旅行の時に友達と観た作品。IMAXで観たら量子世界が綺麗すぎて笑った。

この時疲れてて中盤少し寝てたんですが、めちゃくちゃ面白かったです。カーンめちゃくちゃ強いしカーン評議会やばすぎ。

RRR

RRR

人生で最も映画館でリピートした作品。現在9回(字幕版8回、吹替版1回)観ています(2023年だけで)。

この映画長いんですがめちゃくちゃお勧めです。感動笑いバトル恋愛全てが入っているのに無駄のない構成と脚本、演出のおかげでガチの神映画になっています。

立川シネマシティはまだ上映終了してないはず(2023年12月1日時点)なので興味ある人はぜひ。アマプラとかU-NEXTで配信もやってるはずです。

Do you know Naatu?

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス

eeaao

通称エブエブ。マルチバースという概念が個人的に大好物なのでめちゃくちゃ楽しめた一作。

この宇宙は一つじゃなくて、可能性の数だけ無限に別の宇宙が広がっている。これってすごくロマンがありますよね。

壮大な物語と一つの小さな家族という対比も含めたテーマがかなり好きでした。

余談ですが、ウェイモンド役のクー・ホイ・クァン氏がMARVELのマルチバース作品「LOKI2」に出ててました。そっちの役「ウロボロス」も好きです。みんな死ぬ!!

ウルトラマンデッカー最終章 旅立ちの彼方へ…

decker

自分は特撮も好きで結構観ています。というわけで2022年度に放送されていたウルトラマンデッカーの劇場版を観ました。

やべー敵が現れて基地を占領されてピンチになってそれを協力してどうにかするといった王道のストーリーで、TVシリーズの完結編にふさわしい内容だったと思います。

シン・仮面ライダー

sinkamen

去年シン・ウルトラマン(神作)が上映されましたがその系譜ですね。

今回は監督が庵野秀明だった(シンウルでは樋口監督だった)ので、彼の作風が前面に押し出されていた感じがしました。

シンウルは初心者でも十分楽しめて、オタクはもっと深く楽しめる作品って感じだったですが、この映画はオタクが作ったオタクのための映画(誉め言葉)だったので、特撮オタク向けって感じがしました。

ちなみにめちゃくちゃ面白かったです。一文字好き。

ネメシス 黄金螺旋の謎

neme

2021年にやっていたドラマの劇場版です。ドラマはちょこっとだけ観ていたのでこれも観に行きました。

どこまでが夢でどこまでが現実なのかわからない謎だらけの映画という感じで、混乱しながらも楽しんで観ていました。仮面ライダーWもそうなんですがやっぱ探偵ものって良いですよね。

めちゃくちゃ余談なのですが、去年12月に付き合いはじめた人が嵐好きでこの映画を一緒に観に行く約束をしてたのですが、3月初めに別れてしまいました。悲しいね。

ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー

mario

国民的ゲーム、マリオの劇場版です。

自分はDSマリオを結構やりこんでました。NewスーパーとかマリパDSとかマリカDSとか。逆に最近のゲームには触れてません(Switchを持ってない)。

この映画も本当に良かったです。隠し要素とかも沢山あって、マリオを知っている人全てが楽しめるような内容だったと思っています。

自分はベビーマリオ&ルイージが出てくるとこで泣きました。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:VOLUME 3

gog3

公開日の初回を観に行きました。GotGは1も2も面白いので期待して行ったら滅茶苦茶良かったです。少し長かったけど。

完結編って感じで、今までのGotG関連作品の集大成となっていました。観て来てよかったなぁと思います。

この日は一日4本映画を観ました。これが1本目で、朝一ですね。

暴太郎戦隊ドンブラザーズVSゼンカイジャー

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これも公開日に観に行ったやつですね。ルパパト以来久々に戦隊を全話観たので映画も観に行きました。

去年夏のドンブラ映画観たのでなんとなく察してたのですが、なにこれ、、、なにこれ、、、って思ってたら本編が終わってました。混ぜるな危険。

ドンブラの方はなんか続きそうな感じだったので続きが楽しみですね。

名探偵コナン 黒鉄の魚影

sub

コナンは一時期かなりハマってたのですが、最近は全然観ていませんでした。映画館で高校時代からの友達にばったり遭遇してお勧めされたので観ることにしました。

てかこれ滅茶苦茶良かったですね。ジンニキは無能だしなんか仲間ムーブしてるし赤井さんと安室さんカッコ良すぎるし(沈め!!がまんまシャアで笑った)最後の方の盛り上がりヤバいしコ哀だし。

予定になかったけど観てよかったなぁと思いました。

ちなみにこの日4本目はRRRでした。

トップガン マーヴェリック

topgun

これは厳密には映画館ではなく調布駅前広場で観たやつです。吹替版ですね。

前作観てなかったんですが、これもすごく良かったです。敵の第5世代戦闘機を第3世代のF-14 トムキャットとか第4.5世代のF/A-18E/F スーパーホーネットで撃墜してくところでみんなで盛り上がって観ていました。

この後行った横田基地友好祭で去年とは違った視点から戦闘機が見れたのでそういった面でも良かったと思います。

PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE

pass

元々興味があったのと、MMAの先輩が面白いって言ってたのでアマプラで過去作を全部観てから観に行きました。

TVシリーズ3作目の前に何があったのかが補完されていて、全部観てから観に行ってよかったなぁと思いました。あと戦闘シーンが総じてカッコよかった。

岸部露伴 ルーヴルへ行く

rohan

ジョジョシリーズも好きでかなり観ており、岸部露伴のドラマシリーズも春先に履修していたので、劇場版も観に行った感じです。

ドラマ版はスタンドがほとんど出てこない感じで、ジョジョ本編とはまた違った感じですね。この映画もスタンドバトルってよりはサスペンスという感じですごく雰囲気がありました。

黒い絵が出てくるところは正直すごく怖かったです。

RRR応援上映

rrrowen

RRRの応援上映バージョンです。詳しくはこちらへ。

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース

spider

去年ノーウェイホーム再上映を観てからハマったスパイダーマンシリーズの最新作ですね。最近はスパイダーマン関連作品がユニバースを形成してるのでワクワクします。

マルチバースでつながったスパイダーマンたちに対して、若きスパイダーマンであるマイルスが自分の正義を貫くために戦いを挑むという内容でした。

マイルス曇らせ展開が続いてこれ終わるのか、、、と思ってたら次作に続くらしいです。来年の3月に公開されるはずだったんですがハリウッドでのストライキの影響で公開日未定になりました。悲しい。

仮面ライダーギーツ 4人のエースと黒狐 & 王様戦隊キングオージャー アドベンチャー・ヘブン

geats

いわゆる夏映画です。ライダーと戦隊が同時上映になっていますね。

ギーツ、めちゃくちゃ面白かったですね。個人的には令和ライダーで一番面白いと思います。

一応本編終了後という感じで、本編で描かれたテーマとギーツライダー特有のスタイリッシュさ溢れるバトルがしっかりと描かれてていて良かったです。

同時上映のキングオージャーの方はしっかりヒーローしてるな~って感じでした。最近この映画のゲストキャラが本編にも関わってきたらしいですね。

リボルバー・リリー

rr

映画が始まる前の予告編で観て面白そ~ってなって観てしまったやつ。

精霊の守り人(ドラマ版)で描かれた、「綾瀬はるかが演じる強い女性が男の子を護る」ってパッケージがまた観れてよかったです。

この映画観て銃かっけ~~となり、一時期銃火器の動画を観まくるオタクになってました。

人気がなかったのか、一か月くらいで上映が終わってしまって少し悲しかったです。

地球防衛軍

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1957年公開の映画の復刻上映らしいです。よくある「我々は宇宙人だ~~」ってやつの元祖らしいですね。

昭和特撮ならではの良さが感じられて結構面白かったです。予算の都合か結構映像使いまわしが多くてそれも興味深かったです。

君たちはどう生きるか

kimitachi

宮崎駿監督作のアレですね。高校時代の友人たちと観に行きました。

事前情報は特に入れてなかったので、どんな内容なのかな~と思ってたら思ったよりしっかり冒険しててビックリしました。

最後の方でちゃんと伏線の説明があって残すものがなくスッキリと観ることができました。

沈黙の艦隊

silent

かわぐちかいじ作の名作が現代になってようやく映画化された感じです。

原作が出たのが相当前(1988年位?)なので、細かいところが現代に合わせてアレンジされていました。

OVA版を一応履修していたので、尺的に独立宣言してそのあと戦って日本に向かうところで終わりかな~と思ってたら本当にそうでした。

OVAは中途半端な所で終わってしまったので、実写版は最後まで映像化してほしいです。

G-1.0

G-1.0

ゴジラの映画最新作です。詳細はこちらへ。

マーベルズ

marvels

マーベル映画最新作。公開日の次の日に観に行こうと思ったら体調が悪くて延期したという感じでした。

通常より短めの尺だったので、結構超展開気味な脚本でした。こういうのもたまには良いですね。

MCUの今までの要素を総括しつつ、これからの展開をしっかりと示唆していてよかったです。ストライキの影響で次の作品の公開は遠いですが、これからのMCUがめちゃくちゃ楽しみになりました。

おわりに

まとめてみると結構映画館行ってますね。自分はシネマシティズン会員なので、基本的に立川シネマシティで観ています。シティズンはコスパが良いので立川が行動圏に入っている人には結構おすすめです。

数えてみたら30本も映画を観ていました(ここには書いていませんがRRRはあと7回観ています)。振り返ってみると、圧倒的特撮率ですね(和洋関係なく)。こうしてみると観に行く映画にはしっかりと趣味が反映されているんだなと思います。

今年も技術的なことが書けなかった…大きな話題はMMAの部誌のために取っておかないとならないのです。

明日はryotaくんの記事になっていると思います。彼の記事はいつも興味深い内容となっているので今回も期待しています。

最後まで読んでいただきありがとうございました。ではまたどこかで会いましょう。うどんでした~。

↓余談:部室で映画を観るオタク

otaku

G-1.0の二回目を観た後の感想

G-1.0の二回目を観て

はじめに

お疲れ様です。Udonです。

前回の記事でゴジラ-1.0を初日の初回で観た感想とか書いたのですが、この間2回目を観た際に結構ガバガバな記事だったことに気づいたので補足入れていこうと思います。

ワダツミ作戦→海神作戦

パンフレットを買ったんですが、作戦の表記は漢字表記が正しいらしいです。

囮の戦艦の役割

これは他の人の意見を読んでそうなのか~と思ったことなんですが、ゴジラは砲撃が致命傷になるほど効いてなかったとはいえ戦艦は警戒すべき存在だと学んでいたらしいんですね。というわけで、戦艦が向かってきたら放射熱線を撃ってでも優先的に倒そう、という思考だったらしいです。なので、駆逐艦二隻を囮とし、放射熱線を無駄撃ちさせようという作戦が通ったんです。

おわりに

なんかもう少し書くことあった気がしたんですが忘れました。なんだっけ本当に。思いだしたら追記するつもりです。

日本語がひどいのは大目に見てください。文章力高めたい。

では、今回はこのあたりで失礼します。

G-1.0を初回で観て来た感想など

G-1.0を初回で観てきたよ

はじめに

お疲れ様です。Udonです。

今回は『G-1.0』を公開初日の初回で観て来たよというテーマで話していこうかなと思います。

全部とは言いませんがゴジラ映画はちょくちょく観てきた経験があり、『シン・ゴジラ』を劇場で観なかったことをかなり後悔していたということもあって。この映画は初日に観たいなと思っていたところでした。

そんなわけで観た感想を書いていきたいと思います。

率直な感想

まず言いたいことは、この映画は本当に素晴らしいものだったということです。『シン・ゴジラ』とは違った意味で「現代だからこそ描けたゴジラ」という感じでした。

人間ドラマのパート、ゴジラによる蹂躙の場面、そして最後の戦いなどが素晴らしい演出と演技によって彩られ、最初から最後まで楽しむことができました。

自分の感想ですが、ストーリーや設定なども無理なくまとまっていて、観ていて違和感などを感じる場面はほとんどありませんでした。前半が人間ドラマ中心でまとまりがない、朝ドラみたいでゴジラっぽくないという意見も見受けられましたが、前半の人間関係があるからこそそれがゴジラに壊されたことへの絶望感、これ以上奪われないためにゴジラを倒さなくてはならないという後半のテーマの強調、そして未来を守るためにこれ以上命を失ってはならないということの補強にもなっていたんじゃないかな、と個人的には思っています。

テーマが「生きる」ということもあり、最後のワダツミ作戦で死者が出ていなかったことからも、この映画が「未来を守るために戦い抜き、生きて帰る」ということを伝えたかったんだろうということがうかがえました。

あととにかくゴジラが怖い。あとでも述べますが、今回のゴジラは完全に「人を殺すために活動している」という感じが強く、自然災害をモチーフにしているだろうと思われるシンゴジ版よりも個人的には恐ろしく感じました。そんなゴジラに人々が翻弄される、ということは、良い感じに原点(1954年の初代ゴジラ)回帰しているのかな、と思いました。

あと、最後の戦いの盛り上がりも素晴らしく、積み重ねてきた描写からこの戦いがある、みたいな感じの展開で燃えました。

ストーリーについて

大まかな流れとしては、

  1. 大戸島にゴジラ出現、整備員たちが死亡
  2. 東京に戻った主人公、ヒロインとの暮らしを始める
  3. 機雷撤去の仲間と出会い、暮らしが充実し始める
  4. 幸せの日常の中でゴジラ出現
  5. 海上でのゴジラとの戦い
  6. 銀座にゴジラ襲撃、ヒロインを失う
  7. ゴジラ対処作戦の立案、準備の進行
  8. 主人公、橘を探し出し最後の戦いへの準備
  9. ワダツミ作戦
  10. 全員生還、ラストシーンへ

といった感じに進行していました。起承転結がしっかりしているという印象がありました。

ゴジラという怪物から逃げてしまったことにより主人公へ呪いがかかるというのが「起」で、そこから何とか立ち直ろうとする「承」、ゴジラに大切なものを奪われゴジラを倒すための決意を固める「転」、そして最後の戦いの「結」という感じにまとまっていましたね。

ドラマパートが半分くらいと結構長めでしたが、ドラマパートがあるからこそゴジラが倒すべき存在であるということや主人公たちの行動原理がつかめたりしたので、いい塩梅だったかなと個人的には思います。怪獣の登場シーンが多くないと怪獣映画とは言えないって主張もわからなくはないですが、この映画はゴジラが「戦争の亡霊」といった風に描かれ、ゴジラを倒すことで戦争を終わらせるというある種の「戦争映画」とも言える感じだったほか、ゴジラが主人公たちを動かす舞台装置のような役割を担っていたのかなとも思っています。怪獣映画と戦争映画など、様々な映画の要素を貪欲に詰め込んだからこその構成だと言えます。

登場人物について

全員書いてると長くなってしまうので、気に入ったキャラに絞って書いていきます。

主人公・敷島

演じている神木隆之介さんの演技が素晴らしく、整備員たちを見捨てたトラウマからPTSDを発症したり、黒い雨を浴びながらゴジラへの憎しみを爆発させるシーンはとても心に訴えてくるものがありました。

あと、橘さんを説得するシーンもかなり印象に残っています。

参謀・野田

こういう参謀的なキャラはジャンルとして好きです。メーサー光線も何にもない時代にゴジラに勝てたのはこの人含めた作戦の裏方の活躍ありきのことでしょう。参謀にも関わらず臆することなく最前線で指示を出していたのもよかったです。

艇長・秋津

個人的に佐々木蔵之介さんの演技が気に入っているのですが、今回も良かったですね。頼れる年長者って感じがすごいしました。

若者が未来を担えるように全力で戦っているということにすごく感動しました。

太田さん

最初は主人公曇らせ要員かな~とか思ってどうせすぐフェードアウトするだろうと思っていたらちゃっかり最後まで出ていた人。

登場から30分も経たないうちに良い人やんって感じになりましたね。

この手のキャラがドラマパートを朝ドラっぽくしているのかな~とか思ったり。

ゴジラについて

歴代でもっとも怖いなと思ったゴジラでした。シンゴジとかは不完全体の時などに可愛げが多少あったり、平成シリーズとかでは人間と通じ合うなどカッコよさが感じられたゴジラでしたが、今回のゴジラは間違いなく対話不能な恐ろしさの塊だと感じました。

大戸島のシーンから分かる通り、人間を食べるために襲うとかじゃなくて殺すために襲ってる感じがしました。殺された人が原型をとどめている(食いつくされていない)ことからもそれが伺えます。

そして極めつけの放射熱線。過去作品では連射したり熱線で空飛んだり対空防御に使ったりしていましたが今回の熱線は「溜めと反動がデカい一撃必殺技」といった印象でした。

尻尾の先から棘が立ち上がらせ、青いチェレンコフ光を放ちながら棘がどんどん上がっていき、おそらく点火に使う酸素を急激に吸い込むという長い溜めモーションから放たれる熱線は、歴代トップクラスの威力だったのではないでしょうか。

発射時に棘が一気にガンって下がるのがとても良かったです。宇宙戦艦ヤマト波動砲みたいにああやって押し込みつつ発射というのがたまらないです。めちゃくちゃかっこいい。

銀座で熱線を放ち、巨大なキノコ雲を作り周囲を焼け野原にして、さらに黒い雨まで降らすというのは、本当に「歩く核兵器」という感じでした。あんなの東京に原爆が落とされたのと変わりないですもんね。

ただ、連射ができないという弱点も抱えているようでした。発射後は体組織が少なからず焼き切れているのが見受けられています。ワダツミ作戦ではその点をつかれ、囮をつかまされていました。超再生能力があるとはいえ、体組織の再生に手間がかかるという弱点はいい調整だったと思います。あんなの連射されたら終わりですよ。

放射熱線の演出は、カッコよさと恐怖が共存した今までにないもので、とても印象に残りました。

あと顕著なのは再生能力の高さですね。毎秒全身が新陳代謝してるのかというレベルですさまじいスピードで回復が可能だというのはとんでもない脅威に感じました。シンゴジは兵器を迎撃していましたが、このゴジラは食らって回復してゴリ押すみたいな戦闘スタイルでしたね。高雄の砲撃が結構効いてるじゃんと思った矢先、即座に回復して放射熱線で完全破壊してくるのは恐怖でしかありませんでした。

ワダツミ作戦において深海に沈められたり浮き上げられたりしても熱線のチャージが止まるくらいで絶命には至らないというのも超生物の貫録を感じました。

メインの作戦、サブの作戦、主人公による弱点への捨て身の特攻をもってやっと撃退できたというとんでもない耐久力もこのゴジラの恐ろしさを際立てる要素になっています。しかも口への攻撃が熱線のチャージ中じゃなかったら倒せなかったと思います。おそらく発射寸前に口内で爆発が起き、体内の核エネルギーが暴走して崩壊に至ったという感じでしょう。人間の勝利は本当にギリギリだったと言えます。

それでもなお倒しきれていない描写があるんだから恐ろしいものです。シンゴジよりは原型とどめていない感じでしたが。

そういえばまだ核の力を得ていない不完全体の時に20mm当ててたらどうなったんですかね。体組織の堅牢さが核分裂炉の制御のために後から備わったものだとしたら、まだ何とかなったのかもしれませんが、真相は闇の中ですね。もし冒頭で銃撃してて倒せたとしたら、その後の被害はまったくなかったことになるので、主人公の罪がより重くなってしまいますね、、、

戦闘描写について

戦闘描写は最初の大戸島のシーンと回収船での機雷攻撃~高雄の砲撃シーンと国会議事堂前の戦車とワダツミ作戦において描かれていました。

大戸島

トーチカに逃げ込んだ整備員たちが小銃で抵抗するも虚しく虐殺されていくのは衝撃的でした。主人公が逃げた後もなんとか射線に誘導しようとしている人さえいてやりきれなくなりました。

夜明けのあと、橘さんが死体を引きずっているシーンも惨くて衝撃的だったのを覚えています。特に死体の表現が…

回収船~高雄沈没

機雷2つでギリギリの戦いをしているというのがハラハラしました。13mm機銃程度じゃなんともならない感じで、機雷が直撃しても効いていないというのは絶望感しかないです。

めちゃくちゃ慌てながら投げ込んだ2つめの機雷が爆発せず、なんとか機銃で撃って口の中で爆発させてダメージを与え、高雄が間に合うというところもパニック映画みたいな感じでドキドキしました。明らかに絶望的な力関係を諦めない気持ちでどうにかするというのは好きな展開です。

高雄とゴジラの戦闘ですが、主砲の連続攻撃でのけぞりはしたもののすぐ回復されてしまうというのが本当に脅威ですね。

このゴジラに正攻法は通用しないということを強調するようなパートでした。

国会議事堂前

東京上陸後のシーンはゴジラに一方的にやられている感じがすごかったですが、四式中戦車が頑張って攻撃をしていましたね。まぁ効かなかった上に熱線で蒸発させられていましたが。

あと、あれだけ吹っ飛ばされたらアメリカにも被害出てるのではないんですかね、、、まぁ協力してくれなかったってことはソ連の方がゴジラより脅威だったのかそれとも対して被害がなかったのか。

ワダツミ作戦・誘導

橘さんを説得し、何とか戦闘機「震電」(実在する機体らしいです)を整備した主人公敷島は、最後の戦いに臨みます。

戦闘機に乗った経験を生かし、想定より早く上陸したゴジラを機銃で牽制しつつ相模湾沖まで誘導する場面では、ゴジラの攻撃をギリギリで回避し続けるという神技が見られました。これは震電の機動力と敷島の技術あってのものでしょう。

爆弾を載せるため燃料や弾薬を削っているにも関わらず最後まで戦い抜けたのは、やはり敷島の技術が高いからこそでしょう。このあたりは冒頭の着陸シーンや機雷撤去のシーンで示されてきていますね。

トップガンとかもそうですが、やはり戦闘機のシーンは手に汗握ります。

ワダツミ作戦・海戦

そして誘導してきたゴジラに対し最後の戦いを挑む人間たち。

まずは一番の脅威である熱線を封じるべく囮作戦が結構されます。舵にロープを巻き付けて重りで固定というアナログなやり方で船を突っ込ませ、熱線を撃たせて隙を作ります。この肉を切らせて骨を断つ感じが工夫ありきのバトルって感じでとても良かったです。

この隙を逃さずフロンガスのボンベを巻きつけます。妨害が入らないように敷島がフォローしつつゴジラの周りを取り囲み、衝突を恐れず船をニアミスさせて巻きつけるという一連の流れはハラハラしました。ああいう「多少の損傷は構わん!!」みたいなの大好き。

そして放射熱線発射ギリギリまで粘りつつ最大の効果が得られるタイミングでボンベを起動し一気に深海へゴジラを叩きこみ、生きていると分かったらすかさず浮上させるという流れ。そして案の定起きるトラブル。そしてそのトラブルをカバーするべく仲間が集結するといった展開。とてもベタですが、一番熱い展開でもあります。

そして、引き上げられ体組織が崩壊しかけているにも関わらずすべてを薙ぎ払おうと熱線を溜めるゴジラ。ダメかと思った瞬間、ここぞというタイミングで飛び込んでくる敷島。こういうのでいい。

そして頭を吹き飛ばされ、核の光を漏らしながら崩壊するゴジラ。そして生還する敷島。人間の勝利を飾るにふさわしい、美しいシーンでした。

最後のシーンについて

正直、最後主人公が脱出して生還する、というところまでは読めていました。その後、復興した街の中で血を吐き、黒い雨の後遺症が残っていた、、、みたいな感じでエンドロールかな~と思っていましたが、ヒロインが実は生きていたって展開で終わりましたね。よく考えると原爆病が発症するのは被爆から何年か経ったあとだということは知られているので本編中になくても違和感はないですね。ただ、黒い雨を浴びて長生きができるかというと、、、って感じはします。

何で生きてるのに葬式を済ませてしまってるねんという感じなのは、ゴジラ災害+戦後のダブルパンチで行方不明者の確認がままならなかったということから混乱があったんだろうと解釈しました。橘さんを捜すとき人探しが困難だと役所の人から言われてたシーンもありましたしね。

ただ生きてました~ってだけだとご都合主義って感じがしちゃいますが、ちゃんと生きていた理由付けがされていると感じます。それは「ゴジラとの融合」ですね。首筋が意味深に映るシーンがありますが、包帯の下から黒いシミのようなものが出てきています。強調されて映されている以上、ゴジラの体組織が融合したとみてよいと思いました。銀座がゴジラに破壊しつくされた後、ゴジラの体組織がばらまかれたという報道がありました。その際、ヒロインの体にその一部が混入し、ゴジラ特有の生命力の一部によって生還できた、という感じなんでしょう。ゴジラの生命力・再生力の高さは劇中で散々示されています。

そして、この奇跡の生還があるからこそ、ラストのゴジラの復活シーンの絶望感が強調され、またこの映画がゴジラ映画であるということの証明になっているんじゃないかな、と思っています。

奇跡の生還はゴジラの生命力の証明である。だからこそゴジラは倒せない。最後にまた復活してしまうのである。ヒロインがただ帰ってきてゴジラが倒せましたなんて都合のいい展開なんてない、というメッセージを感じました。言ってしまえば「ヒロインがゴジラに助けられた」という展開なんでしょう。皮肉なことに。

ゴジラはまだ生きている」という展開ははっきり言って「ゴジラ映画あるある」です。記憶に新しいのはシンゴジのラスト。尻尾から巨神兵のような人型ゴジラが出てこようとしているシーンで映画は終わります。『ゴジラモスラキングギドラ 大怪獣総攻撃』のラストでも、海底で蠢くゴジラの心臓が映ります。また、ゴジラではありませんが『ゴジラ対ヘドラ』のラストでもヘドラの復活が示唆されています。『ゴジラデストロイア』でもゴジラ死と新生が描かれています。

これらのことから、「ゴジラは死なない。また人間の前に顕れる。」という事がゴジラ映画の大きなテーマなんじゃないかと思っています。それは1954年東京湾で倒された後すぐに別個体として復活しアンギラスと戦ったというところからずっと続いているテーマであり、ゴジラ映画の根幹をなすものなのではないでしょうか。

そして、この作品はそういったテーマをしっかりと最後に改めて示した。という事だと考えています。

そして、これはTwitter(現X)で見かけた意見なのですが、タイトルの-1.0と言うのは、1954年の初代ゴジラの前日譚といった位置づけの作品だから、というものにめちゃくちゃ納得してしまいました。初代の世界観とこの映画の世界観が共通かどうかは定かではありませんが、おそらく作中では7年後くらいにまた東京にゴジラが襲来してくる、、、のではないでしょうかね。

あとこれは偶然の一致かもしれないのですが、黒い雨を浴びるなどして放射能汚染を受けた被爆者たちが原爆病を発症したのはおおよそ被爆から7年後ほどらしいです。もしかしたら主人公は、ゴジラの襲撃を再び受けるとともに、核の呪いに苦しめられてしまうことになってしまうかもしれませんね。

気になったこと

あまり引っかかった所はないですが、主人公の掘り下げが少ないってことは感じています。

大戸島でゴジラから逃げ、整備員たちを死なせてしまったという呪い、そこからPTSDを発症するまでに追い詰められ、やっと立ち直れたと思ったら、自分が取り逃したゴジラによって大切な人を亡くしてしまう、そしてそこから命を捨ててでもゴジラを殺すという覚悟を決める、といった流れはしっかりと描かれており、説得力があるなと思いました。しかし、最初の部分ですね。なぜ特攻から逃げたのか。ゴジラに機銃が撃てないシーンから、元々臆病者だったのではないかということはわかりますが、決定的な描写に欠けているような気がしてなりません。特攻から逃げた理由辺りはもう少し描いてほしかったなと思います。

おわりに

ゴジラ70周年企画という大きな役目を果たす、とても素晴らしい作品だったと思います。上映後拍手が起きていたことからも、自分含め多くの人に感動を与えてくれた映画だったことは間違いないでしょう。

あ、そういえばタイトルロゴのGってよく見るとゴジラの形してるんですね。スタッフロールの時気づきました。

まだ観てない人は、絶対に損しないと思うので、時間が許せば映画館まで足を運んでもらいたいなと思います。

最後までまとまりのない駄文にお付き合いいただきありがとうございます。ではまた。

#UEC_Review(2023年度前期)

はじめに

成績発表出ましたね。お疲れさまでした。

というわけで、今期もやっていきます。#UEC_Review。

2023年度前期の時間割

情報理工学域Ⅱ類、Iエリア3クラスでした。出席番号は偶数です。時間割は以下の通り。

時間割

1年後期は1限が多かったんですが、それとは打って変わって2限始まりが多かったです。

各教科のレビュー

さて、ここから各教科レビューしていこうと思います。前提は以下の通り。

  • 出席確認が授業内である科目は全授業出席した
  • 提出物も全て期限内に提出した

応用数学A(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222102.html

フーリエ級数展開フーリエ解析ラプラス変換とその応用について勉強しました。

出席は無く、授業後に出席確認という名目で10点満点の簡単めな問題が出ました。これはGoogle Classroomでの提出で全部で15回あり、全体の評価の1割を占めていました。簡単な問題だったので特に詰むことはなかったです。

最初の方は授業に行っていたのですが、出席がなく、資料もClassroomに上がっていたので、自分で勉強することにしてその後の授業には行きませんでした。

資料はとても読みやすく、フーリエ解析のための公式がどうして成り立つのか、ということが丁寧に説明されていました。そのため自学でも特に困ることはありませんでした。

中間試験は今までの出席確認問題をまとめたような、教科書レベルの問題でした。30点満点。

期末試験は少し難易度が上がっていたように思います。けどしっかり勉強していれば大丈夫だったと思います。退出したら終了5分前だったのが印象的でした。60点満点。

最終的に、以下の割合で評価されます。

  • 課題:10%
  • 中間:30%
  • 期末:60%

期末で4点、課題が1回だけ9/10だった以外はノーミスで乗り切りました。

試験勉強は過去問とかがなかったので教科書や参考書の問題、そして課題の復習をしてテストに臨みました。

基礎演習A(良)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222114.html

応用数学A、基礎電気回路、基礎電磁気学の順で週替わりで演習問題を解き、翌日までにGoogle Classroomに提出するといった流れです。5回×3教科の全15回ですね。

授業時間に演習問題が書かれた紙が配られるので、出席確認はないものの実質的にそれが出席の代わりになっています。

授業の時間から演習問題に取り組むのですが、応用数学Aの時は先生がヒントをくれたり、基礎電磁気学の時はTAの方に相談することできました。特に基礎電磁気学は難しかったので、後半は結構TAの人に質問していました。提出期限は翌日19:00まで。終わった人から退出していたため結構焦ってしまう場面もありました。周りを気にしてしまう人には結構しんどい可能性があります。

基礎電気回路の回は特殊で、全部の回がオンデマンドでした。そのため問題はClassroom上で公開され、提出期限も翌日23:59まででした。この提出期限には何度も助けられました。後半(4回目以降)の問題は大学院入試の過去問だったので、比較的難しく、提出日の火曜日はバイトがあるのでバイトへの道中やバイト後にマックで終電ギリギリまで粘ったりしていました。

こういった演習問題を復習することも、上記の三つの教科の試験勉強に役立ちました。演習問題はそれぞれ解答が公開されるので安心です。

評価はレポートの出来のみで行われます。おそらく三教科のレポートの出来を平均するんだと思うんですが、Classroomでの点数を見て9割近く取れていたのに良にされたので、おそらくレポートでいい点を取る人が多く相対評価で落とされたのだと思います。

科目ごとの難易度は、応用数学A<基礎電気回路<基礎電磁気学って感じです。全授業ちゃんと出ました。

英語演習(優)

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英語演習と言っても色々あるみたいですが、自分が取ったのは会話メインのクラスでした。

二回目の授業でグループを決め、以降の授業はそのグループで活動するといった感じでした。前期で作った数少ない仲間でした(彼ら3人とは類が違ったため他の授業の話をすることはなかった)。

やったこととしては以下のような感じです。

  1. グループで作品を作るなどの活動
  2. Wixでホームページを作って提出
  3. 作ったホームページに関して発表
  4. Scratchでゲームを作って提出
  5. 作ったゲームに関して発表
  6. Google Formsで調査をし、その結果についてスライドを作り提出
  7. スライドに関して発表

ホームページ、ゲームに関しては個人で動き、グループ内で相談をする、という感じでした。調査のやつはグループでやりました。

発表は、クラスの人の前で代表者が行うものと、全員がZoomを用いて作ったものを見せながら発表してそれを録画したものを提出するものがありました。前者を行った人は多分態度点がもらえるんじゃないでしょうか。

扱ったツールは情報系のものが多かったので個人的には楽しかったです。日本人の先生だったので基本英語ですが難しい単語や伝わりづらいことは日本語で補足を入れてくれたので良かったと思います。

課題の提出やClass Noteの確認などはGoogle Classroomで行っていました。フィードバックは来るのですが、コメントなどはあんまりあてにならなかったです。

提出物や発表などにこだわった分いい成績が来ると思います。評価の割合は以下の通りらしいです。

  • 授業での活動:20%
  • 提出物:10%
  • Wixでの成果物とその発表:20%
  • Scratchでの成果物とその発表:20%
  • Google Formsでの調査の成果物とその発表:30%

あと、毎回の授業で出席は取られました。

Academic English for Second years Ⅰ(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21013112.html

Dクラスでした。担当する先生がhgcせんせーなので前評判がかなり悪かったのですが、何とかなりました。

Meishiやらなんやらを提出した後、Journalとか言うのを書かされて毎週それについてペアワークさせられました。ペアワークとは、Journalを読み合い、その内容について質問したりする活動です。ペアワークの記録は授業後提出することになります。

Journalは「自由トピック」「なんかの論文のMethod部分」「なんかの論文のResults部分」の三つのテーマについて週替わりで書く、といった感じで何語以上書け、というのがありました。

自分は語数を多めに取って書いていました。そのため課題に使った時間がかなり長かったですね。日本語で書く内容を決めて英訳を某GPTにぶん投げる感じにしました。

対面授業の時とオンラインの時があり、ペアワークなんかは対面の方がやりやすかったです。オンラインの時はペアワークが困難なのに時間が短くされ変な映像を見せられました。ボランティア活動として、その映像に関して何か発言したりするものがあったのですが一切やりませんでした。

ペアワークが終わった後、先生に対してJournalを発表することもボランティアに入ります。これは一回だけやりました。

最初の方でかなり分量がある課題についての書類を渡され、課題の要件などはそこにすべて書いてありました。これを上手く把握できるかが結構大事な気がします。自分はWord Countをカッコで括ること以外は守っていたと思います。

また、期末には「何か自分で実験を考え、その実施方法について発表する」ことと「実際にアンケート調査を行い、結果について考察し発表する」ことの二つを同時にプレゼンする、といったものがありました。前者の実験と後者のアンケート調査の内容が一致している必要はないので、前者は荒唐無稽な内容でも構わないと言われたこともあり架空の理論を自分で考えて発表しました。運よくプレゼンの回の初回がオンラインでクラスの前に立つより発表しやすかったため、4人目くらいに発表を終えました。

このプレゼンについても提出物や発表方法の要件がかなり多く、まとめた資料を渡されたのですが、発表を聞く感じ把握してない人がかなり多かったです。ボランティア活動として、発表後質問したりコメントを言ったりということがあったのですが、これは何回かやりました。

総じて、要件をしっかり理解して課題や発表をこなすことが大事な気がします。

評価の割合は以下の通り。出席確認は毎回ありました。

  • 期末プレゼン:40%
  • 課題:30%
  • クラスでの活動:20%
  • ボランティアとか:10%

生涯スポーツ演習A(優)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21014112.html

ジョグ&トレーニングを取ってました。ジョギングは得意な方なのであまり苦ではなかったんですが、トレーニングの方は結構デッドリフトだかなんだかをがっつりやっていたので、結構しんどかったです。普段トレセンに通ってる人なら余裕かも?

先生が毎回の活動について解説した後、実際にやってみて、終わった後はコメントペーパーを記入する、といった流れでした。ジョギングなのかトレーニングなのかは基本的に週替わりです。

最後の4回は、自分でトレーニング内容を考えて実施するといった感じで、最後の1回の計画はレポートとして提出しました。

あまり運動が得意な方ではないので、コメントペーパーやらレポートをちゃんと書くようにしていました。

評価の割合は以下の通りで、出席確認は毎回ありました。

  • 授業への参加状況:50%
  • 生涯スポーツのための知識:20%
  • スポーツ・運動への取組と技能:20%
  • その他:10%

基礎電気回路(良)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222106.html

本来なら火曜4限らしいですが、先生の都合で全ての回がオンデマンドになっています。基礎演習も同様の理由ですね。

Google Classroomに授業動画が上がるので、それについて学習し、課題がある回は問題に取り組んで提出、といった感じでした。課題が難しいこともありましたが、内容は結構ロジカルで先生の言う通り面白かったです。

期末レポートのみ期限が短く翌日までで、内容も大学院入試の過去問になっていました。

期末採点後、全履修者の得点状況と順位、評定が名前を伏せて公開されました。88%くらいの達成率ではあったのですが、相対評価でやっぱり良に落とされました。基礎演習のように、試験がなくレポート問題のみで評価する教科の場合、満点に近い達成率を仲間と協力するなどして毎回取る必要があるってことですね。自分の場合期末レポートの出来が思ったより良くなかったのも悪かったですが、ボーダーまであと数点だったのが悔しかったです。

評価の割合は以下の通りになっているそうです。

  • 授業の課題:50%
  • 期末レポート:50%

文化人類学A(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21011115.html

人類の文化の捉え方がどのように変化してきたんだろうな~ということについて学んでいました。プリントが配られるので、それについてノートにまとめたりしていました。

コメントペーパーが任意で提出できるので、数回提出していました。ただこれはどのように評価に影響するのかわかりません。

コメントペーパー以外に提出物はなかったのですが、中間試験と期末試験がありました。中間試験は、最初に〇×問題が数問あり、後半は論述でした。論述問題は結構分量多めに書いたと思います。期末試験は確か論述オンリーで、持ち込みが許可されていたのでノートを見ながら論述を書きました。これも結構分量を稼いだと思います。

論述は簡潔に書くことも必要ですが、ある程度分量を書いた方が評価されやすいと思います。そのためある程度授業を理解しておくことも必要になってきますね。

評価の割合は以下の通りらしいです。出席はなかったのですが、毎回出ていました。

  • 試験:80%
  • 平常点:20%

数値解析及びプログラミング演習(秀)

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あるテーマについて、数値解析を行うためのプログラムが配られ、その内容を補完したり、使い方やどういう計算をしているのかを考察してレポートを書き、提出するといった内容でした。

補完だったりプログラムの解析には某GPTの力を借りたりしていましたが、レポート内容はできるだけ自分で何を書こうか考え、十分な分量を取るようにしました。しっかり書けたなって思った回はいい点がもらえたので、しっかり書くことが何より重要らしいです。

また、自分で機能を付け足したり、こういう伸びしろがあるんじゃないか、という考察なども行っていました。書けそう!ってことを深堀りすることも重要そうです。

出席と試験は無く、各回のレポートと提出課題が6回くらいあった感じです。各課題は100点満点で、評価はその平均で行われます。提出はWebClassでした。資料もそこに上がっています。そのため授業に出る必要はないのですが、一応毎回出ていました。

提出物には一応期限があるはずなのですが、再提出などが認められているので形骸化している気がします。再提出の場合評価が下がるとかはないんですかね。謎です。

満点も何回か取り、最終的に平均点は93点とかでした。再提出は平均点を割っている回がなかったのと何よりめんどかったのでやりませんでした。

地理学A(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21011113.html

地理が好きで共通テストでも地理を取っていたので取りました。初めての5限授業で結構しんどかったです。

授業の流れとしては、スライドを用いて、先生が過去に旅をした地域に関することを説明されるのでそれをノートに取って、、、という感じでした。手書きだと遅れがちになったので、マークダウン記法を使ってノパソでノートを取るようにしていました。復習として、それを紙にまとめなおすことをテスト前にやっていました。

出席はないのですが、スライドがどこかに上がるわけではないので、出席しないと授業内容が分からないって感じです。

試験は期末のみ行われ、一回オンデマンドだった回以外で課題はなかったのでほぼ期末一発型です。シラバスにも評価は期末試験でのみ行うと書いてあります。

期末試験では、授業で説明されたことがちゃんとわかっているかな、という選択問題や単語問題の他、3問ほど図を使って色々説明する問題がありました。先生の言う通り、この3問は結構分量を取った方が良いと思います。

複素関数論(優)

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出席がなく、これ切れば木曜全休だったのと資料がGoogle Classroomに上がるので初回と試験以外出ませんでした。

毎回の授業後出る課題はたいして難しくなく、試験も教科書レベル+αくらいで難しすぎるわけではなかったです。授業資料や試験後の解説も分かりやすいです。また、試験にはこのような問題を出すよ、という連絡もあったので勉強もしやすかったです。

評価の割合は公開されていないですが、オイラーの公式、コーシー・リーマンの関係式、コーシーの積分定理、留数定理の4つを理解することが必須らしいです。

余談ですが、思いっきりローラン展開をミスったのに優が来てびっくりしました。

離散数学(優)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222121.html

この学期で一番不安だった科目です。集合と写像、論理、数学的帰納法といった、情報理論を勉強する上で大切となることを学びました。確かに内容は難しかったですが、結構好きでした。

授業後の課題の評価が結構厳しかったりして、何回か0点にされたりしてへこみました。そのため期末試験を頑張らないとな、となったので試験前は結構勉強したりしました。

出席確認として、授業の後半にその回にまつわる問題を解く必要がありました。この問題の出来は評価に入りませんが、出席が足りないと期末試験を受験できないらしいです(それにしては期末試験の時いつも見ない人が多かった気がするけど)。

授業後半だけ出る人が多かったので先生が苦言を呈したりしていました。さすがに出席だけ取りに来るのはどうかと思いますが、一限だし本当に出れない人もいるんだと思います。

評価の割合は以下の通り。

  • 授業後課題の平均点:40%
  • 期末試験:60%

基礎電磁気学(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222110.html

その名の通り電磁気に関する授業です。出席確認はなくGoogle Classroomに資料が上がっていたので出なくてもよかったのですが、離散数学の後だったので出ていました。

毎回教科書レベルの問題が授業後課題として出題されました。教科書とかを探すと似た問題があったのでそれを参考にして解いていました。また、1回だけ授業内で小テストがありました。

試験は期末のみで、基礎演習の問題のような問題が出題されました。しっかり復習しておくと全完できるような問題でした。

評価の割合は以下の通りらしいです。

  • 課題・小テスト:30%
  • 期末試験:70%

おわりに

バイトは他の人と比べればたいしてやってなかったです。毎週火曜と水曜の授業終了後、プラスして月二回土日にやってました。土日のは半日、火曜と水曜は数時間ずつって感じです。火曜と水曜のバイト先が割と遠いとこなので、行き帰りに時間がかかっていました。そのため、課題とかはバイトまでの空き時間を使ったりバイト後マックでやったりしていました。特に基礎演習の電気回路のやつはマックでギリギリまで粘っていました。1年後期の反省を生かし、テスト期間は休みをもらっていました。

あと、今期かなりありがたかったことは、「1日1つしかテストがなかった」ことです。日をまたぐことによって勉強時間が少なからず確保できたことはすごく大きかったです。英語系科目での発表と電気回路の期末レポートを合わせると期末試験と呼べるものは9つもありましたが、この幸運でなんとか乗り切れました。

離散数学とかがマジで自信なくて成績大丈夫かな、と思ってたんですが、割と何とかなりました。評価基準が謎です。やっぱり「~人は秀を出せ、~人は優を出せ」みたいなのがあるんでしょうか。この辺あまり詳しくないので分からないです。秀と優の上限人数が決まっているという話は結構聞いたりしますが。相対評価になっている部分に関しては、履修者が多いほど上限人数が多くなるので成績が取りやすいと思います。特に、人文科目は履修者が多いので良い評価が狙いやすいです。

あと、やっぱり基礎電気回路とか基礎演習みたいなレポート問題のみで評価を行う科目はみんなが高い点数を取るから成績が取りづらいと感じました。時間をかけてでも良い解答を用意して提出したほうが成績は来ますね。

それに関連して、「課題について相談しあう仲間」がいる方がいい、ということも思いました。課題点は馬鹿にできないウエイトを評価において占めているので、課題を満点にできるように相談できる仲間がいたほうが良いと思います。自分は同じクラスの人と全くと言っていいほど会話をしようとしなかったので(高校時代からの知り合いと少し授業についての確認をした程度)、他の人が言うような仲間はほぼいませんでした。仲間に恵まれた人は、協力し合うことが大事だと思います。

テスト勉強に関してですが、過去問はほぼ使っていないです。そもそも過去問とかの話をする人がいなかったですね。上に書いたとおり、教科書や参考書の問題、課題の問題をしっかり復習したりして臨みました。期末試験を実施した教科は全て優以上の評定をもらうことができたので、過去問で殴らなくてもしっかり成績は来ます。

GPAはかなり高くなりました。通年のGPAも持ち直すことができたので、これ以降の学期も頑張ってなんとか院の推薦が狙える水準を維持できるように頑張ろうと思います。

成績が不安で色々ネガった時期もありましたが、結局のところそこまで悪くなかったので、気楽に生きることも大事だと思いました。

電通大の入試制度に関する考察

はじめに

さて、そろそろ2023年度前期の成績発表になるわけですが、その前に考えをまとめておきたかったトピックがあるので、今回はそれをまとめておきたいと思います。

表題のとおり、今回は「電通大の入試制度」に関して色々考察してみようと思います。

具体的には、次のような順番で考察を進めていきたいな、と思っています。

  1. 自分が受験した時の入試制度
  2. 現在の入試制度
  3. 総合型試験
  4. 情報科試験の導入(共通テスト&二次試験)
  5. 情報科試験を導入すると何が変わるの?
  6. まとめ

ここに書いた通り、主には「情報科試験を導入することによって何が変わるか」ということを考察していきたいな、と思っています。

結構自分の主観とかが入ってきていて、あてにならない点もあると思いますが、できるだけ事実に即した客観的な考察をしていこうかな(特に、「自分はこんな感じで受験しました、これにはこんな狙いが~」という話はしないつもりです)、と思っているので、お付き合いいただければ幸いです。

自分が受験した時の入試制度

前期日程

2022年度入試が最後の「大括り入試」だったわけで、現在のように類別で募集するのではなく、全体で定員を決めておき、とりあえず類関係なく共通テストと二次試験の合計の点数で上から定員分取っていく、という感じでした。二次試験の点数が高い上位45人は優先合格となっていましたが、そういう人は共通テストでもいい点が取れていると思うので、誤差な気がします(一応共通テストの勉強を一切せず優先合格枠に懸けて二次試験だけやるって手段もありますがそんなリスキーなことする人はいないでしょう)。

共通テストは5教科7科目課されました。具体的には以下の通り。

  • 国語
  • 地理歴史(世界史B、日本史B、地理B)、公民(現代社会、倫理、政治・経済、倫理・政治・経済)から1つ
  • 数学(ⅠA・ⅡB)
  • 理科(物理、化学、生物、地学)から2つ
  • 外国語(英語(リーディング&リスニング)、ドイツ語、フランス語、中国語、韓国語)から1つ

理科に関しては、二次試験で物理と化学が出題されるため、勉強の兼ね合いから見て物理と化学を選択する人が多数派だと思います。

さて、その後課される二次試験(個別学力検査)の内容は以下の通りです。

  • 数学(120分、数学Bの確率・統計分野を除く全範囲)
  • 理科(120分、物理と化学の全範囲)
  • 英語(90分)

前期日程の場合、共通テストの配点は上の順番で100-50-100-100-100の合計450点、個別学力検査の配点は上の順番で200-150-100の合計450点でした。これらを合算して900点満点で合否を決めるというわけですね。

特徴なのは、前期日程での点数評価に共通テストが半分を占めているということです。東工大など共通テストの点数を足切り判定のみで用いる大学と比べ、優先枠を度外視すれば合格には共通テストである程度高い点数を取る必要がある、ということですね。

これは、このページに書いてある以下のことを反映していると言えます。


大学入学共通テストは、高等学校での学びにおける広く基礎的な学力を測るため、5教科7科目を課し、個別学力検査は、情報・理工学分野を学ぶために必要な学力「数学、理科(物理・化学)」、および国際性を備えた人材を育成するために必要な語学力「英語」を入試科目として課します。解答は記述式により、解答のみならずその解答に至る思考・判断の過程および表現力も含めて評価します。


後期日程

後期日程では、前期日程と比べて以下のような違いがあります。

  • 類ごとの募集(事前に希望を出しておき、合格者がその希望に基づき振り分けられていく)
  • 共通テストの配点が上の順番で50-50-50-100-50の合計300点
  • 個別学力検査において、数学の試験時間が150分に
  • 個別学力検査の配点が上の順番で300-200-100の合計600点
  • 足切りが存在する

類ごとに募集をしているというのが大きな違いでしょう。入学後、類が決まっているかいないかで前期か後期かがわかってしまうので、色々拗れたりします(なんとなく、後期入学勢の方がすごい、みたいな風潮があったような気がする)。

また、共通テストの配点の全体に占める割合が低くなっています。半分から1/3になっていますね。そして、共通テストの配点の中では、理科の割合が高くなっています。

個別学力検査に関しては、数学が150分に延長され、配点も300点と全体の1/3を占めています。理科の配点も少し高くなり200点、数学の配点のみ変わっていません。

これを見るに、後期試験では「数学及び理科の分野で高い能力を持つ者を採用する」ことが重視されている気がしますね。

また、倍率が8倍を超えた場合は東工大のように共通テストの素点を用いて足切りを行うとされています。

現在の入試制度

基本的には自分が受けた時と大差ありませんが、決定的に違う点として、「前期日程でも類別募集を行う」ことがあります。第2希望まで出し、点数が高い者から希望の類に振り分けられていく、といった感じです。

これで先述の「類が決まってるか否かで前期後期が分かる」ことはなくなりますね。特に、「入学してから希望してない類に配属される」状況があり得たことから「入学前からどの類かわかっている」に変わったことは大きいと思います。転類などを考え始めるタイミングが前倒しになることもあり得るわけですし。

22生までにあった「1年前期を過ごした後GPAボクシングに負けて希望してない類に行ってしまう」ことがなくなったわけですが、個人的にこの状況はかなり悲惨なものがあると思うのでなくなって正解な気がします。

カリキュラム的にも、最初から類が決まっていた方が何かと都合がいいことが多いと思います。履修計画も立てやすいですしね。

総合型試験

電通大にも総合型試験があります。2024年度入試に関しては、この資料によると次のような感じらしいです。

  • 各類7名ずつ募集
  • 第1志望のみ選択
  • 「入学希望者が自ら表現する能力・適性、学習意欲、目的意識等に重点を置いて、評価を行う」(原文ママ)
  • 第一次選考では、志望理由書、活動(各類で指定するもの)実績報告書、調査書により、高校在学中の活動内容、基礎能力、適性に関する評価が行われる
  • 第二次選考では、活動実績報告書の内容に関するプレゼン、質疑応答を中心とした面接・口頭試問が行われ、理工系への適性、主体性といった大学での学修に必要な知識、技能、思考力、判断力、表現力が総合的に評価される

書いた通り、かなり厳しい内容になっているように思われます。実際、定員が合計21人となっているにもかかわらず、実際の合格者数はその人数に足りていないなんてこともザラにあります。

その代わり、この厳しい試験を乗り越えた人たちは、各々入学後も活躍しています。団体活動や各種大会などで成果を残している人ばかりですね。

情報科試験の導入(共通テスト&二次試験)

さて、現在の入試制度は上記のようになっているわけですが、これは2025年度入試から大きく変わることになります。

このページを見てみると、2025年度入学者選抜について書かれています。これを見ていきましょう。

まず大きいこととしては、「大学入試共通テストで情報Ⅰが課される」「前期の個別学力検査において、従来は物理と化学が課されるところを物理・化学・情報から2つ選択することになる」の2つが挙げられますね。

特に、共通テストで情報Ⅰが必要になることがかなり大きいのではないでしょうか。これは電通大に限ったことではなく、東工大、東北大、東京大などの大学でも同様で、文系理系関係なく必須科目となるわけです。5教科7科目から、6教科8科目になるというわけですね。

電通大だけ情報Ⅰの配点が高いと言われるとそうでもなく、前期後期共に他の大学と同じ50点分です。

点数配分がどうなるかというと、以下のようになります。

  • 共通テスト
    • 前期は「国語100-地歴公民50-数学100-理科100-情報50-外国語100」で合計500点
    • 後期は「国語50-地歴公民50-数学50-理科100-情報50-外国語50」で合計350点
  • 個別学力検査
    • 前期は「数学200-理科/情報200-外国語100」で合計500点
    • 後期は「数学300-理科200-外国語100」で合計600点
  • 合計
    • 前期は1000点満点
    • 後期は950点満点

情報が入る分、配点が上がっている感じですね。唯一変わっていないのは後期の個別学力検査でしょう。

後期を受験する人には他大学の前期試験を不合格になってしまった人が多いので、情報を課さないことによって改めて情報の二次試験対策をしなくてもよいようになっている感じがします。

情報科試験を導入すると何が変わるの?

共通テストの情報Ⅰの割合に関してですが、電通大を含む諸大学で50点とそこまで高い配点ではないです。初回だから様子見ということもあるでしょうが、扱い的には地歴公民と同じくらいらしいです。

二次試験に関しても、まだ情報科は必須ではなく、物理化学を選択すれば従来と同じ形で受験ができます。おそらく情報を選んだから採点を別枠で行われる、なんてことはないと思うので、過去問が揃うまでは情報を選択しない人が出てくる可能性があります。

しかし、二次試験で情報科を課すということは、初の試みと言われています。

この試みを行う理由として大きいこととしては、やはり「情報科に深い理解がある人材を招きたい」ということが挙げられると思います。他の大学にはない電通大の大きな個性としては、「情報理工学一本の理系国立大学」ということがあるでしょう。この入試制度の変更によって、「電通大情報科に興味があるという自分の個性を生かしたい」と考える人が電通大に入りやすくなる可能性があります。

例えば、電通大が将来的に共通テストの配点で情報のそれを大きくしたり、二次試験で情報を必須にしたりすると、ますます情報科に興味がある人にとって有利になります。

これによって、入試の時点で大学が求める「情報理工学に興味があり、その分野で活躍できる人材」を多く採用することができるようになると思われます。これは先ほど述べた電通大の長所をさらに伸ばすことにもつながるのではないでしょうか。

他の大学落ちてからここ受けるんだから情報は必須にしないでほしいって人に対しては、後期だけは情報を必須にしなかったり、共通テストの配点を下げたり、なんて対策ができるでしょうね。

そもそも、情報にあまり興味がないのに東京の理系大学だからという理由で入ってくる人を弾けるという面で、情報科の入試への取り入れはものすごく意義があるのです(個人的にこれが一番の問題だと思うので)。

まとめ

話がとっちらかる前にここらでまとめておこうと思います。

とにかく、電通大の入試改革によって、「情報化社会の中で大学側が求める人材をより集めやすくなる」ことが大きな違いとして顕れてくるでしょう。

入試の時点で自分の適性を生かし、希望の類を勝ち取ることができるようになる可能性が高くなることはとても意義のある事だと思います(情報の分野に適性がありⅠ類向きなのに成績が足りず他の類になってしまったという人を知っているのでなおさら)。

自分の適性を生かせる入試時点で類を決める事ができるというのも良いと思います。そもそも入学後の成績で類を決めるということ自体かなりヤバい制度だったと思います。なくなって良かったですね(これにはかなり深い状況も絡んでくるのですがここでは割愛します)。

個人的に、かなり問題だなと思っていたことに、情報に興味がなさそうなのになんで電通大に?って見える人が一定数いることがあるんですね。そういう人たちはこの大学には明らかにミスマッチで、誰も幸せになりそうにないので、そういう人たちが将来的に減っていくんだろうな、と思わせられる改革だったと思います。

これに関連して、「電通大が第一志望か/将来的に情報に関することをしたいか、ということと入学後の情報に関する成績(コンリテや基礎プロ)の相関」が知りたいですね。電通大で勉強したい!って人ほど情報科に適性があるというデータがあれば、この入試制度の変更の意義もさらに深まることになるでしょう。

とにかく、将来の電通大は、今まで以上に情報科に適性がある人材が集まって、情報化社会の中で活躍できる人材が育つ「ユニークな」大学になっていくんだろうな~と思いました。

夜廻三をクリアした話

はじめに

こんにちは。うどんです。

今日する話は、「夜廻三をクリアした話」ということで、日本一ソフトウェアのゲーム「夜廻三」についての話をしていこうかな、と思います。

このゲーム、ある知り合いからとてもおすすめされてて、自分でもやってみようかな、と思ってたけどSwitchを持ってなかったので、SteamかなんかでPCでできるようにならないかな、と思ってたところSteamに移植され、さらにセールで安売りしていたので、意を決して購入したものでした。

大学も夏休みになり、ある程度時間も出来たところで、一気にやってみました。3日間、大体15時間くらいかけて、なんとか本来のエンドまで辿り着きました。最近全然ゲームやってなくて、ちゃんとしたストーリーがあるゲームをしたのはソシャゲを除けばマジで高校2年位の時にやったFFⅦ以来じゃないかな、って感じです。

というわけで、このゲームをクリアした感想とかをここに書こうと思います。考察したいな~ってなった要素も色々あるのですが、考察系はここではなくまた別の記事に書こうと思います。この記事では率直な感想を書く、ということで。

では書いていきます。もちろんネタバレ全開で書くので注意です。

よかったと思ったこと

ストーリーの深み

なんといってもまずは深いストーリーですね。

開始5分で主人公がエグイもの(幼虫かなにかか?)を食べさせられて自殺に走るというインパクト。

チュートリアルに見せかけた辛い展開の連続。

ヒントが断片的にしかないまま夜の街をさまよう絶望感、そして各サイドストーリーの深み。

そして、目的を果たしたと思っても記憶に間違いがあり、真の記憶を取り戻さないといけないというミスリード、ムギが実は生きていなかったという意外性、そしてこれらの真実は実は最初から示されていた、という二周目をやって気づくストーリーの作りこみが見事でした。

そして、呪いを解き、お姉さんとお別れするという最後の展開はとても感動しました。

最後の最後で最初の展開と同じような場面となり、最初と違って今度は成長しているから屈しない、という展開も素晴らしかったです。

個性豊かな脅かし部隊

家に帰るときに脅かしてくるひょっとこみたいな顔だけの呪霊、転落してきてもがくだけのお姉さん、音で脅かしてくる呪霊たち、顔がついたセミ?やカニなど、思わず声が出てしまうような脅かし部隊が多くて面白かったです。

ホラゲーをあまりやったことがなかったので、声が出るくらいビックリする敵が出てくるのが新鮮で楽しかったです。赤ちゃん呪霊はキツさが段違いでしたが。

ゲームシステム

マップがかなり作りこまれていて、最初そこまで街は広くないのかな、と思いつつ冒険を進めていくと、各ステージがとても広く、最終的にかなり大きな街で冒険していたんだな、と気づかされるのはとても良かったです。

また、目を閉じるというアクションが最初から最後まで大事になってきていて、ストーリーの大事なところにもしっかり関わってくるのはとても良いと思いました。「まぶたの裏で、君が死ぬ」という本作のキャッチコピーを象徴するアクションですね。

しんどかったこと(不満点?)

まず、思い出探しのヒントが無さ過ぎることですね、夜の街をうろついて思い出した場所に行き、イベントを進めるっていうのが主な流れだったんですが、場所を思い出すきっかけとなるアイテムがどこにあるのかがすごく分かりづらかったです。

もともと呪霊が多くて街を自由に歩き回ることに抵抗感があったので、アイテムを探しに歩いているのがすごく億劫に感じました。

特に、船の思い出とトンネルの思い出に関連するアイテムを落とす人の幽霊は、初見だと本当に敵にしか見えなくて近づけなかったです。

あと、一部のボス戦もしんどかったです。赤ちゃんは精神的に辛くなるし、コックリさんの4連戦、海坊主のフラッシュ、ラスボス戦などはアクション要素が強くて苦戦しました。特にラスボスの突破がかなり難しく、一番キルされたと思います。

ただ、ボス戦は死にまくって慣れるとコツをつかんで突破できる、というのが良い調整だったと思います。

謎解き要素が多いステージは結構楽しめましたが、森や船・岬といったアクション要素が多めなステージはアクションゲームに慣れていないこともあり結構厳しく感じました。

攻略サイト見ちゃったとこ

結論から言うと、しんどくてもこのゲームは一度攻略サイトなしでクリアしたほうが楽しめると思います。特に真エンドに至るまでの感動は攻略サイトを見たりすると半減してしまうと思います。

自分は以下のところでどうしても先に進めず攻略サイトに頼ってしまいました。ストーリーの根幹にかかわるところではなかったものの、残念な感じはします。

  • コックリさん戦が何連戦なのか
  • イヌのおもちゃを獲得する場所
  • 海坊主戦(岬を下るとこ)の詳細
  • 本当の記憶を取り戻す方法(モヤを消す方法のみ)
  • ラスボス戦の詳細(どんな攻撃が来るのか)

考察できそうだなって思ったとこ

これはかなり多いように感じました。

各ステージに込められた因縁、メインストーリーについてや呪いの詳細、お姉ちゃんの詳細、アイテムから読み取れることなど、考察できそうな項目は無数にありました。

別の記事でこのあたり触れていきたいですね。

総評

プレイしてみて初めて分かる没入感、主人公になりきる事で感じる絶望感、恐怖、そして感動、作りこまれたストーリーやゲームシステム、考察しがいのある諸要素がしっかりと絡み合った良いゲームでした。この独特な世界観にはかなり魅了を感じます。

まだアイテムコンプや細かいところの考察、二周目以降なども残っているので、しばらく楽しんでいけそうです。

良いゲームに出会えました。