#UEC_Review(2023年度前期)

はじめに

成績発表出ましたね。お疲れさまでした。

というわけで、今期もやっていきます。#UEC_Review。

2023年度前期の時間割

情報理工学域Ⅱ類、Iエリア3クラスでした。出席番号は偶数です。時間割は以下の通り。

時間割

1年後期は1限が多かったんですが、それとは打って変わって2限始まりが多かったです。

各教科のレビュー

さて、ここから各教科レビューしていこうと思います。前提は以下の通り。

  • 出席確認が授業内である科目は全授業出席した
  • 提出物も全て期限内に提出した

応用数学A(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222102.html

フーリエ級数展開フーリエ解析ラプラス変換とその応用について勉強しました。

出席は無く、授業後に出席確認という名目で10点満点の簡単めな問題が出ました。これはGoogle Classroomでの提出で全部で15回あり、全体の評価の1割を占めていました。簡単な問題だったので特に詰むことはなかったです。

最初の方は授業に行っていたのですが、出席がなく、資料もClassroomに上がっていたので、自分で勉強することにしてその後の授業には行きませんでした。

資料はとても読みやすく、フーリエ解析のための公式がどうして成り立つのか、ということが丁寧に説明されていました。そのため自学でも特に困ることはありませんでした。

中間試験は今までの出席確認問題をまとめたような、教科書レベルの問題でした。30点満点。

期末試験は少し難易度が上がっていたように思います。けどしっかり勉強していれば大丈夫だったと思います。退出したら終了5分前だったのが印象的でした。60点満点。

最終的に、以下の割合で評価されます。

  • 課題:10%
  • 中間:30%
  • 期末:60%

期末で4点、課題が1回だけ9/10だった以外はノーミスで乗り切りました。

試験勉強は過去問とかがなかったので教科書や参考書の問題、そして課題の復習をしてテストに臨みました。

基礎演習A(良)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222114.html

応用数学A、基礎電気回路、基礎電磁気学の順で週替わりで演習問題を解き、翌日までにGoogle Classroomに提出するといった流れです。5回×3教科の全15回ですね。

授業時間に演習問題が書かれた紙が配られるので、出席確認はないものの実質的にそれが出席の代わりになっています。

授業の時間から演習問題に取り組むのですが、応用数学Aの時は先生がヒントをくれたり、基礎電磁気学の時はTAの方に相談することできました。特に基礎電磁気学は難しかったので、後半は結構TAの人に質問していました。提出期限は翌日19:00まで。終わった人から退出していたため結構焦ってしまう場面もありました。周りを気にしてしまう人には結構しんどい可能性があります。

基礎電気回路の回は特殊で、全部の回がオンデマンドでした。そのため問題はClassroom上で公開され、提出期限も翌日23:59まででした。この提出期限には何度も助けられました。後半(4回目以降)の問題は大学院入試の過去問だったので、比較的難しく、提出日の火曜日はバイトがあるのでバイトへの道中やバイト後にマックで終電ギリギリまで粘ったりしていました。

こういった演習問題を復習することも、上記の三つの教科の試験勉強に役立ちました。演習問題はそれぞれ解答が公開されるので安心です。

評価はレポートの出来のみで行われます。おそらく三教科のレポートの出来を平均するんだと思うんですが、Classroomでの点数を見て9割近く取れていたのに良にされたので、おそらくレポートでいい点を取る人が多く相対評価で落とされたのだと思います。

科目ごとの難易度は、応用数学A<基礎電気回路<基礎電磁気学って感じです。全授業ちゃんと出ました。

英語演習(優)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21013133.html

英語演習と言っても色々あるみたいですが、自分が取ったのは会話メインのクラスでした。

二回目の授業でグループを決め、以降の授業はそのグループで活動するといった感じでした。前期で作った数少ない仲間でした(彼ら3人とは類が違ったため他の授業の話をすることはなかった)。

やったこととしては以下のような感じです。

  1. グループで作品を作るなどの活動
  2. Wixでホームページを作って提出
  3. 作ったホームページに関して発表
  4. Scratchでゲームを作って提出
  5. 作ったゲームに関して発表
  6. Google Formsで調査をし、その結果についてスライドを作り提出
  7. スライドに関して発表

ホームページ、ゲームに関しては個人で動き、グループ内で相談をする、という感じでした。調査のやつはグループでやりました。

発表は、クラスの人の前で代表者が行うものと、全員がZoomを用いて作ったものを見せながら発表してそれを録画したものを提出するものがありました。前者を行った人は多分態度点がもらえるんじゃないでしょうか。

扱ったツールは情報系のものが多かったので個人的には楽しかったです。日本人の先生だったので基本英語ですが難しい単語や伝わりづらいことは日本語で補足を入れてくれたので良かったと思います。

課題の提出やClass Noteの確認などはGoogle Classroomで行っていました。フィードバックは来るのですが、コメントなどはあんまりあてにならなかったです。

提出物や発表などにこだわった分いい成績が来ると思います。評価の割合は以下の通りらしいです。

  • 授業での活動:20%
  • 提出物:10%
  • Wixでの成果物とその発表:20%
  • Scratchでの成果物とその発表:20%
  • Google Formsでの調査の成果物とその発表:30%

あと、毎回の授業で出席は取られました。

Academic English for Second years Ⅰ(秀)

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Dクラスでした。担当する先生がhgcせんせーなので前評判がかなり悪かったのですが、何とかなりました。

Meishiやらなんやらを提出した後、Journalとか言うのを書かされて毎週それについてペアワークさせられました。ペアワークとは、Journalを読み合い、その内容について質問したりする活動です。ペアワークの記録は授業後提出することになります。

Journalは「自由トピック」「なんかの論文のMethod部分」「なんかの論文のResults部分」の三つのテーマについて週替わりで書く、といった感じで何語以上書け、というのがありました。

自分は語数を多めに取って書いていました。そのため課題に使った時間がかなり長かったですね。日本語で書く内容を決めて英訳を某GPTにぶん投げる感じにしました。

対面授業の時とオンラインの時があり、ペアワークなんかは対面の方がやりやすかったです。オンラインの時はペアワークが困難なのに時間が短くされ変な映像を見せられました。ボランティア活動として、その映像に関して何か発言したりするものがあったのですが一切やりませんでした。

ペアワークが終わった後、先生に対してJournalを発表することもボランティアに入ります。これは一回だけやりました。

最初の方でかなり分量がある課題についての書類を渡され、課題の要件などはそこにすべて書いてありました。これを上手く把握できるかが結構大事な気がします。自分はWord Countをカッコで括ること以外は守っていたと思います。

また、期末には「何か自分で実験を考え、その実施方法について発表する」ことと「実際にアンケート調査を行い、結果について考察し発表する」ことの二つを同時にプレゼンする、といったものがありました。前者の実験と後者のアンケート調査の内容が一致している必要はないので、前者は荒唐無稽な内容でも構わないと言われたこともあり架空の理論を自分で考えて発表しました。運よくプレゼンの回の初回がオンラインでクラスの前に立つより発表しやすかったため、4人目くらいに発表を終えました。

このプレゼンについても提出物や発表方法の要件がかなり多く、まとめた資料を渡されたのですが、発表を聞く感じ把握してない人がかなり多かったです。ボランティア活動として、発表後質問したりコメントを言ったりということがあったのですが、これは何回かやりました。

総じて、要件をしっかり理解して課題や発表をこなすことが大事な気がします。

評価の割合は以下の通り。出席確認は毎回ありました。

  • 期末プレゼン:40%
  • 課題:30%
  • クラスでの活動:20%
  • ボランティアとか:10%

生涯スポーツ演習A(優)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21014112.html

ジョグ&トレーニングを取ってました。ジョギングは得意な方なのであまり苦ではなかったんですが、トレーニングの方は結構デッドリフトだかなんだかをがっつりやっていたので、結構しんどかったです。普段トレセンに通ってる人なら余裕かも?

先生が毎回の活動について解説した後、実際にやってみて、終わった後はコメントペーパーを記入する、といった流れでした。ジョギングなのかトレーニングなのかは基本的に週替わりです。

最後の4回は、自分でトレーニング内容を考えて実施するといった感じで、最後の1回の計画はレポートとして提出しました。

あまり運動が得意な方ではないので、コメントペーパーやらレポートをちゃんと書くようにしていました。

評価の割合は以下の通りで、出席確認は毎回ありました。

  • 授業への参加状況:50%
  • 生涯スポーツのための知識:20%
  • スポーツ・運動への取組と技能:20%
  • その他:10%

基礎電気回路(良)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222106.html

本来なら火曜4限らしいですが、先生の都合で全ての回がオンデマンドになっています。基礎演習も同様の理由ですね。

Google Classroomに授業動画が上がるので、それについて学習し、課題がある回は問題に取り組んで提出、といった感じでした。課題が難しいこともありましたが、内容は結構ロジカルで先生の言う通り面白かったです。

期末レポートのみ期限が短く翌日までで、内容も大学院入試の過去問になっていました。

期末採点後、全履修者の得点状況と順位、評定が名前を伏せて公開されました。88%くらいの達成率ではあったのですが、相対評価でやっぱり良に落とされました。基礎演習のように、試験がなくレポート問題のみで評価する教科の場合、満点に近い達成率を仲間と協力するなどして毎回取る必要があるってことですね。自分の場合期末レポートの出来が思ったより良くなかったのも悪かったですが、ボーダーまであと数点だったのが悔しかったです。

評価の割合は以下の通りになっているそうです。

  • 授業の課題:50%
  • 期末レポート:50%

文化人類学A(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21011115.html

人類の文化の捉え方がどのように変化してきたんだろうな~ということについて学んでいました。プリントが配られるので、それについてノートにまとめたりしていました。

コメントペーパーが任意で提出できるので、数回提出していました。ただこれはどのように評価に影響するのかわかりません。

コメントペーパー以外に提出物はなかったのですが、中間試験と期末試験がありました。中間試験は、最初に〇×問題が数問あり、後半は論述でした。論述問題は結構分量多めに書いたと思います。期末試験は確か論述オンリーで、持ち込みが許可されていたのでノートを見ながら論述を書きました。これも結構分量を稼いだと思います。

論述は簡潔に書くことも必要ですが、ある程度分量を書いた方が評価されやすいと思います。そのためある程度授業を理解しておくことも必要になってきますね。

評価の割合は以下の通りらしいです。出席はなかったのですが、毎回出ていました。

  • 試験:80%
  • 平常点:20%

数値解析及びプログラミング演習(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222117.html

あるテーマについて、数値解析を行うためのプログラムが配られ、その内容を補完したり、使い方やどういう計算をしているのかを考察してレポートを書き、提出するといった内容でした。

補完だったりプログラムの解析には某GPTの力を借りたりしていましたが、レポート内容はできるだけ自分で何を書こうか考え、十分な分量を取るようにしました。しっかり書けたなって思った回はいい点がもらえたので、しっかり書くことが何より重要らしいです。

また、自分で機能を付け足したり、こういう伸びしろがあるんじゃないか、という考察なども行っていました。書けそう!ってことを深堀りすることも重要そうです。

出席と試験は無く、各回のレポートと提出課題が6回くらいあった感じです。各課題は100点満点で、評価はその平均で行われます。提出はWebClassでした。資料もそこに上がっています。そのため授業に出る必要はないのですが、一応毎回出ていました。

提出物には一応期限があるはずなのですが、再提出などが認められているので形骸化している気がします。再提出の場合評価が下がるとかはないんですかね。謎です。

満点も何回か取り、最終的に平均点は93点とかでした。再提出は平均点を割っている回がなかったのと何よりめんどかったのでやりませんでした。

地理学A(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21011113.html

地理が好きで共通テストでも地理を取っていたので取りました。初めての5限授業で結構しんどかったです。

授業の流れとしては、スライドを用いて、先生が過去に旅をした地域に関することを説明されるのでそれをノートに取って、、、という感じでした。手書きだと遅れがちになったので、マークダウン記法を使ってノパソでノートを取るようにしていました。復習として、それを紙にまとめなおすことをテスト前にやっていました。

出席はないのですが、スライドがどこかに上がるわけではないので、出席しないと授業内容が分からないって感じです。

試験は期末のみ行われ、一回オンデマンドだった回以外で課題はなかったのでほぼ期末一発型です。シラバスにも評価は期末試験でのみ行うと書いてあります。

期末試験では、授業で説明されたことがちゃんとわかっているかな、という選択問題や単語問題の他、3問ほど図を使って色々説明する問題がありました。先生の言う通り、この3問は結構分量を取った方が良いと思います。

複素関数論(優)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222122.html

出席がなく、これ切れば木曜全休だったのと資料がGoogle Classroomに上がるので初回と試験以外出ませんでした。

毎回の授業後出る課題はたいして難しくなく、試験も教科書レベル+αくらいで難しすぎるわけではなかったです。授業資料や試験後の解説も分かりやすいです。また、試験にはこのような問題を出すよ、という連絡もあったので勉強もしやすかったです。

評価の割合は公開されていないですが、オイラーの公式、コーシー・リーマンの関係式、コーシーの積分定理、留数定理の4つを理解することが必須らしいです。

余談ですが、思いっきりローラン展開をミスったのに優が来てびっくりしました。

離散数学(優)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222121.html

この学期で一番不安だった科目です。集合と写像、論理、数学的帰納法といった、情報理論を勉強する上で大切となることを学びました。確かに内容は難しかったですが、結構好きでした。

授業後の課題の評価が結構厳しかったりして、何回か0点にされたりしてへこみました。そのため期末試験を頑張らないとな、となったので試験前は結構勉強したりしました。

出席確認として、授業の後半にその回にまつわる問題を解く必要がありました。この問題の出来は評価に入りませんが、出席が足りないと期末試験を受験できないらしいです(それにしては期末試験の時いつも見ない人が多かった気がするけど)。

授業後半だけ出る人が多かったので先生が苦言を呈したりしていました。さすがに出席だけ取りに来るのはどうかと思いますが、一限だし本当に出れない人もいるんだと思います。

評価の割合は以下の通り。

  • 授業後課題の平均点:40%
  • 期末試験:60%

基礎電磁気学(秀)

http://kyoumu.office.uec.ac.jp/syllabus/2023/31/31_21222110.html

その名の通り電磁気に関する授業です。出席確認はなくGoogle Classroomに資料が上がっていたので出なくてもよかったのですが、離散数学の後だったので出ていました。

毎回教科書レベルの問題が授業後課題として出題されました。教科書とかを探すと似た問題があったのでそれを参考にして解いていました。また、1回だけ授業内で小テストがありました。

試験は期末のみで、基礎演習の問題のような問題が出題されました。しっかり復習しておくと全完できるような問題でした。

評価の割合は以下の通りらしいです。

  • 課題・小テスト:30%
  • 期末試験:70%

おわりに

バイトは他の人と比べればたいしてやってなかったです。毎週火曜と水曜の授業終了後、プラスして月二回土日にやってました。土日のは半日、火曜と水曜は数時間ずつって感じです。火曜と水曜のバイト先が割と遠いとこなので、行き帰りに時間がかかっていました。そのため、課題とかはバイトまでの空き時間を使ったりバイト後マックでやったりしていました。特に基礎演習の電気回路のやつはマックでギリギリまで粘っていました。1年後期の反省を生かし、テスト期間は休みをもらっていました。

あと、今期かなりありがたかったことは、「1日1つしかテストがなかった」ことです。日をまたぐことによって勉強時間が少なからず確保できたことはすごく大きかったです。英語系科目での発表と電気回路の期末レポートを合わせると期末試験と呼べるものは9つもありましたが、この幸運でなんとか乗り切れました。

離散数学とかがマジで自信なくて成績大丈夫かな、と思ってたんですが、割と何とかなりました。評価基準が謎です。やっぱり「~人は秀を出せ、~人は優を出せ」みたいなのがあるんでしょうか。この辺あまり詳しくないので分からないです。秀と優の上限人数が決まっているという話は結構聞いたりしますが。相対評価になっている部分に関しては、履修者が多いほど上限人数が多くなるので成績が取りやすいと思います。特に、人文科目は履修者が多いので良い評価が狙いやすいです。

あと、やっぱり基礎電気回路とか基礎演習みたいなレポート問題のみで評価を行う科目はみんなが高い点数を取るから成績が取りづらいと感じました。時間をかけてでも良い解答を用意して提出したほうが成績は来ますね。

それに関連して、「課題について相談しあう仲間」がいる方がいい、ということも思いました。課題点は馬鹿にできないウエイトを評価において占めているので、課題を満点にできるように相談できる仲間がいたほうが良いと思います。自分は同じクラスの人と全くと言っていいほど会話をしようとしなかったので(高校時代からの知り合いと少し授業についての確認をした程度)、他の人が言うような仲間はほぼいませんでした。仲間に恵まれた人は、協力し合うことが大事だと思います。

テスト勉強に関してですが、過去問はほぼ使っていないです。そもそも過去問とかの話をする人がいなかったですね。上に書いたとおり、教科書や参考書の問題、課題の問題をしっかり復習したりして臨みました。期末試験を実施した教科は全て優以上の評定をもらうことができたので、過去問で殴らなくてもしっかり成績は来ます。

GPAはかなり高くなりました。通年のGPAも持ち直すことができたので、これ以降の学期も頑張ってなんとか院の推薦が狙える水準を維持できるように頑張ろうと思います。

成績が不安で色々ネガった時期もありましたが、結局のところそこまで悪くなかったので、気楽に生きることも大事だと思いました。