夜廻三をクリアした話

はじめに

こんにちは。うどんです。

今日する話は、「夜廻三をクリアした話」ということで、日本一ソフトウェアのゲーム「夜廻三」についての話をしていこうかな、と思います。

このゲーム、ある知り合いからとてもおすすめされてて、自分でもやってみようかな、と思ってたけどSwitchを持ってなかったので、SteamかなんかでPCでできるようにならないかな、と思ってたところSteamに移植され、さらにセールで安売りしていたので、意を決して購入したものでした。

大学も夏休みになり、ある程度時間も出来たところで、一気にやってみました。3日間、大体15時間くらいかけて、なんとか本来のエンドまで辿り着きました。最近全然ゲームやってなくて、ちゃんとしたストーリーがあるゲームをしたのはソシャゲを除けばマジで高校2年位の時にやったFFⅦ以来じゃないかな、って感じです。

というわけで、このゲームをクリアした感想とかをここに書こうと思います。考察したいな~ってなった要素も色々あるのですが、考察系はここではなくまた別の記事に書こうと思います。この記事では率直な感想を書く、ということで。

では書いていきます。もちろんネタバレ全開で書くので注意です。

よかったと思ったこと

ストーリーの深み

なんといってもまずは深いストーリーですね。

開始5分で主人公がエグイもの(幼虫かなにかか?)を食べさせられて自殺に走るというインパクト。

チュートリアルに見せかけた辛い展開の連続。

ヒントが断片的にしかないまま夜の街をさまよう絶望感、そして各サイドストーリーの深み。

そして、目的を果たしたと思っても記憶に間違いがあり、真の記憶を取り戻さないといけないというミスリード、ムギが実は生きていなかったという意外性、そしてこれらの真実は実は最初から示されていた、という二周目をやって気づくストーリーの作りこみが見事でした。

そして、呪いを解き、お姉さんとお別れするという最後の展開はとても感動しました。

最後の最後で最初の展開と同じような場面となり、最初と違って今度は成長しているから屈しない、という展開も素晴らしかったです。

個性豊かな脅かし部隊

家に帰るときに脅かしてくるひょっとこみたいな顔だけの呪霊、転落してきてもがくだけのお姉さん、音で脅かしてくる呪霊たち、顔がついたセミ?やカニなど、思わず声が出てしまうような脅かし部隊が多くて面白かったです。

ホラゲーをあまりやったことがなかったので、声が出るくらいビックリする敵が出てくるのが新鮮で楽しかったです。赤ちゃん呪霊はキツさが段違いでしたが。

ゲームシステム

マップがかなり作りこまれていて、最初そこまで街は広くないのかな、と思いつつ冒険を進めていくと、各ステージがとても広く、最終的にかなり大きな街で冒険していたんだな、と気づかされるのはとても良かったです。

また、目を閉じるというアクションが最初から最後まで大事になってきていて、ストーリーの大事なところにもしっかり関わってくるのはとても良いと思いました。「まぶたの裏で、君が死ぬ」という本作のキャッチコピーを象徴するアクションですね。

しんどかったこと(不満点?)

まず、思い出探しのヒントが無さ過ぎることですね、夜の街をうろついて思い出した場所に行き、イベントを進めるっていうのが主な流れだったんですが、場所を思い出すきっかけとなるアイテムがどこにあるのかがすごく分かりづらかったです。

もともと呪霊が多くて街を自由に歩き回ることに抵抗感があったので、アイテムを探しに歩いているのがすごく億劫に感じました。

特に、船の思い出とトンネルの思い出に関連するアイテムを落とす人の幽霊は、初見だと本当に敵にしか見えなくて近づけなかったです。

あと、一部のボス戦もしんどかったです。赤ちゃんは精神的に辛くなるし、コックリさんの4連戦、海坊主のフラッシュ、ラスボス戦などはアクション要素が強くて苦戦しました。特にラスボスの突破がかなり難しく、一番キルされたと思います。

ただ、ボス戦は死にまくって慣れるとコツをつかんで突破できる、というのが良い調整だったと思います。

謎解き要素が多いステージは結構楽しめましたが、森や船・岬といったアクション要素が多めなステージはアクションゲームに慣れていないこともあり結構厳しく感じました。

攻略サイト見ちゃったとこ

結論から言うと、しんどくてもこのゲームは一度攻略サイトなしでクリアしたほうが楽しめると思います。特に真エンドに至るまでの感動は攻略サイトを見たりすると半減してしまうと思います。

自分は以下のところでどうしても先に進めず攻略サイトに頼ってしまいました。ストーリーの根幹にかかわるところではなかったものの、残念な感じはします。

  • コックリさん戦が何連戦なのか
  • イヌのおもちゃを獲得する場所
  • 海坊主戦(岬を下るとこ)の詳細
  • 本当の記憶を取り戻す方法(モヤを消す方法のみ)
  • ラスボス戦の詳細(どんな攻撃が来るのか)

考察できそうだなって思ったとこ

これはかなり多いように感じました。

各ステージに込められた因縁、メインストーリーについてや呪いの詳細、お姉ちゃんの詳細、アイテムから読み取れることなど、考察できそうな項目は無数にありました。

別の記事でこのあたり触れていきたいですね。

総評

プレイしてみて初めて分かる没入感、主人公になりきる事で感じる絶望感、恐怖、そして感動、作りこまれたストーリーやゲームシステム、考察しがいのある諸要素がしっかりと絡み合った良いゲームでした。この独特な世界観にはかなり魅了を感じます。

まだアイテムコンプや細かいところの考察、二周目以降なども残っているので、しばらく楽しんでいけそうです。

良いゲームに出会えました。