ライオネルカップ環境でADマスター到達した話

こんにちは。Udonです。

2019年冬のデュエプレ黎明期からデュエプレをやり続け、受験期から去年くらいまでは離れていたものの、刃鬼とか鬼丸とかゼニスとか自分が今も紙で使っているようなクリーチャーたちが出たというわけで復帰しました。

でもってランクマッチに潜った結果、復帰前はついぞ到達できなかったデュエルマスターに意外とあっさり到達してしまったので、その様子を書いておこうかな、と思いました。

ちなみに復帰前の最高ランクはプラチナ1でした。確かゲオルグ天門が生きていたころだったような気がします。

初のデュエルマスター到達

これは本当にデュエプレ人生初の出来事で、自分でも拍子抜けしてしまいました。あんなに勝てなかったのにどうして、と思いました。

金4-5から通算22試合、16勝6敗、最高連勝記録は7でした。以前どう頑張っても勝率5割程度で全然ランクが上がらなかったので、今回はかなり異常といえます。

でもよくよく考えれば、使ってるデッキが強すぎるだけ、と思いました。というか本当にこの環境でこのデッキに勝てるデッキがほとんど存在していないんです。

どういうことか、解説していこうと思います。

使用したデッキ

使用したデッキは以下の通り、「青抜き4Cライゾウ」です。一貫してこのデッキをこのリストのまま使い続けました。

以下、各カードの採用意図を記述します。

メンデルスゾーン

デュエマ最強の初動の一つで、ドラゴンデッキには必須のカードです。

最速3ターンでミツルギを出せるので、先行ならメイ様を効果発動前に一方的に除去することができます。

2→5→8でリュウセイを呼んでライゾウまでつなぐ動きも強力です。

ただ、デュエプレなので時たま2枚とも非ドラゴンで1マナ軽いボーンおどりチャージャーと化すこともありますが、体感8割くらいは2枚ともドラゴンです。

龍の呼び声

メンデルスゾーンと違って、2枚目が非ドラゴンでもブーストができます。単色なので小回りもききます。

デュエプレは7体しかクリーチャーを出せないので、栄光ルピアよりこっちの方がいいかもしれないですが、やっぱりメンデルスゾーンで外すので栄光ルピアが欲しいです。

あと、デュエプレ特有の色の仕様から紙より強くなっています。1ターン目に赤緑黒を埋め、2ターン目に無色を埋めても問題なくメンデルスゾーンが使えるので、手札に赤か緑の単色が必要なかったりします。

無双竜鬼ミツルギブースト

メイ様や勝利のリュウセイ、パンツァーなどのシステムクリーチャーを破壊しつつ、山札をめくらずにマナブーストができます。

アカギガルムスと違ってトリガーではないですが、火力が倍増しているため、かなり頼れるドラゴンです。ライゾウでめくれても最悪外れではないです。

無双龍聖イージスブースト

唯一のトリガー枠ですが、こいつで溜めたマナと耐えた一点がビート対面で勝利につながったことは少なくないです。

3→6→8でリュウセイを出せるのも魅力。

ライゾウではあまりうれしくないですが、減ったマナ回復要員くらいにはなります。

永遠のリュウセイ・カイザー

こいつのおかげでとんでもなく見れる対面が広いです。

速攻対面では最速4ターン目で降臨して制圧、ハンデス対面なら抑止力、ミラーでも相手のライゾウを止めることができます。

天門などトリガーでブロッカーを並べるデッキにもタップイン効果が猛烈に刺さります。

SA付与も非常に優秀で、ライゾウから出して他のクリーチャーをSA化しリーサルを狙うこともできます。

真実の王 ヴィオラソナタ

cipで相手一体にデーモン・ハンドを食らわせ、インフェルノゲートを発動するというとんでもないクリーチャーです。

主な運用としては、ライゾウを出す際マナからヴィオラで出したいやつを選びメテオバーンで墓地に落とし、山札からヴィオラを出して先ほどのやつを蘇生といった感じです。

主な蘇生対象はSA付与持ちのリュウセイ、蹂躙力の高いヴィルヘルム、数の少ない光の呪文封じドラゴン、追加ターンを狙える鬼丸、相手が横並びしているならモーツァルト、といった感じです。基本的にデカいやつならなんでも候補です。

ハンデス対面でもマナがたまっていれば今引きでこいつを出して逆転もできるので、かなり隙のないカードです。

神龍スペル・デル・フィン

1枚だけ持っていたので採用しました。相手の手札に応じてパワーが上がり、時にはモーツァルトを超えるパワーを得ることができるため入れています。

呪文ロックが強力で、負け筋になるアポデイやスパーク、天門などを封殺できます。

最速で出せば相手のデッキを完全に機能不全にすることもできますが、天門などにはあまり間に合っていない印象です。

偽りの王 ナンバーナイン

呪文封じが強力ですが、パワーがあまり高くないです。スペル・デル・フィンを2枚持ってないので入れています(VRなので)。

超天星バルガライゾウ

このデッキの肝で、今環境最もヘイトを買っているドラゴンだと思います。

出せれば勝ちを体現したようなカードで、紙と異なりなんと5枚も山札をめくることができます。

リュウセイ・ナンバーナイン・鬼丸などといった感じで出せればほぼ勝利です。

ただ、デュエプレなので5枚中3枚呪文だったりミツルギばっかりだったりすることがあります。

リュウセイでタップインさせたやつに突っ込んで盾に触れずにコントロールという動きもできます。

偽りの王 ヴィルヘルム

偽りの王最強レベルのカードで、紙の方でもずっと高額でした。

グッドスタッフを体現したかのようなカードで、cipでデーモン・ハンドとマナ・クライシスを放ち、相手の墓地にどこからでもカードが落ちたら1ブーストと合わせて実質アルティメット・フォースも内蔵しているとんでもないカードです。

こいつをライゾウから出せれば相手の場とマナをつぶし、ライゾウで減ったマナを補充できます。

弱点はマナチャージが紙と違って強制であることで、ヴォルグ・サンダーなど一気に墓地肥やしするカードを出されるとLOの危険があります。

勝利宣言 鬼丸「覇」

紙の方では殿堂ですが、能力が追加ターン中使えなくなる代わりに4枚採用ができるようになっています。

基本的に手札に来たらマナ埋めですが、ライゾウからめくったりヴィオラで蘇生させたりします。

とにかく突破力が高く、スパークなどのカードを追加ターンによって完全にケアできます。今引きで出しても強い。

デッキの平均マナコストが高いので、9割方追加ターンを得ることができます。

偽りの王 モーツァルト

とにかくcipが強力です。出せればアガサだろうがなんだろうが問答無用で全滅に追い込むことができ、リュウセイが隣にいれば後続を完全に断つことができます。

相手のドラゴンが攻撃できないおまけつきで、ライゾウ対面を詰ませることができますが、VANと異なりヴィオラやヴィルヘルムに破壊されてしまうので、単体でドラゴン相手に出すのはあまり意味なさそうです。

強力なマナ基盤にもなるので、初手埋め安定です。

超次元ゾーンの皆様

ブラフなので特に意味はないです。持ってるやつを適当に採用しています。

回し方

刃鬼などほかのデッキに比べれば脳死であることが多いですが、一応記述します。

序盤

とにかくマナブーストをします。メンデルスゾーンや龍の呼び声を外さないことを祈ります。

中盤

ミツルギやリュウセイで相手を止め、ライゾウを待ちます。

終盤

大体5ターン目にはライゾウが出せます。ライゾウの圧倒的爆発力で相手を完膚なきまで破壊します。

ライゾウが引けないときはヴィルヘルムやヴィオラなどでテンポアドバンテージを稼いで待ちます。

弱点

言わずもがなですが、初動を引けなかったり初動でブーストを失敗すると負けます。まぁこれはほとんどのデッキにいえることですが。

また、息切れを起こすと結構きついです。今引きでなんとかなるケースが多いですが、初動を落とすハンデス特化デッキなどには結構不利かもです。

あと、ブーストできてない状況下でキクチ師範代やゴーゴンシャックなどを出されるとブーストができず詰みます。逆にある程度ブーストできているならミツルギで処理したりリュウセイ出したりできるので大丈夫です。

特にキクチ師範代はライゾウの効果を封殺してきますが、cip除去などで対応すれば大丈夫です。

というか、手札事故を起こさず最速で動ければ基本的に敗北はないです。これがこのデッキの最大の強みでしょう。

対面ごとの解説

マッチング状況は2023/04/02時点のものです。デュエルマスター到達後の記録も含まれます。

VSブリザード

ちゃんとマナブーストできて、イージスを踏んでくれれば分はあります。

ライゾウが出せれば勝ちといった感じですね。

白緑だとスパークが入ってたりしますが、追加ターンや呪文ロックでどうにかなります。

ヴィルヘルムが腐る印象。リュウセイ早出しが猛烈に刺さります。

3戦2勝1敗です。

VSアガサ天門

天門を撃たれる前にライゾウを出せるというケースの方が少ないので、アガサが出てくるのは我慢しないとならないです。

ライゾウが出てくるのに合わせてダイイング・メッセージを出されるとかなり困りますが、枠の問題で採用枚数が少ないのか知りませんが、盾から何も出てこない、といったケースが散見されます。

ライゾウで攻撃できれば各種ドラゴンで場を制圧することができるので、相当分がいいです。

というか負け筋がダイイング・メッセージくらいしかないです。

ランクマッチを始めてから6回ほど当たっていますが、負けなしです。

VS青単

普通に間に合わなくて圧殺されるケースがざらにあります。

また、ブーストができていない段階でゴーゴンシャックを出されると投了に追い込まれますが、こいつをミツルギでなんとかしてライゾウまでつなげば分があります。

でも総じて対面不利な気がします。ライゾウまでつなぐ余裕があまりないので。

しかし、ツヴァイランサー全盛期よりブロッカー貫通があまりないので、イージスで逆転なんてことも可能です。とにかく運次第ですね。

3戦1勝2敗。あまり見ないですね。

VS刃鬼

メイ様が大量に並ぶと勝ち目が消えますが、ブーストを決めてライゾウを出せれば分があります。

勝利のリュウセイで1マナ足りなくなって負けることもありますが、先に永遠のリュウセイを立てれば相手の刃鬼を封殺できます。

相手も永遠のリュウセイを出すパターンがあるので、上手くはめられると負ける、といった印象です。

刃鬼のガチンコ・ジャッジで全勝するなんてこともあるので、諦めないことが大事です。

5戦3勝2敗。

VSライゾウ

マナブーストを成功させ、リュウセイを早く出すかライゾウで早く走ったほうの勝ちです。リュウセイがいるにも関わらず次のターン狙いでライゾウを立てる人がいますが、ライゾウの的にしたりヴィルヘルムなどでさらにマナを削ったりできるので、ライゾウを破壊できれば高確率で投了されます。

性質上大したトリガーを採用できないので、打点が先に揃った方の勝ちです。

ギフト採用型やメイ様採用型をたまに見かけますが、メンデルスゾーンの外れが増えるだけで意味がないように思います。

ロマネスクを入れたリース型は安定性が高いので結構危ないかも。

8戦7勝1敗。

VSロマノフ

ロマノフを出されると負けますが出される前にどうにかすればいいです。

ナイト呪文は呪文ロックで完全に腐るので、なんとしてでもデルフィンかナンバーナインを出します。

基本的にこのデッキにもライゾウを投げれば終わります。ヴィルヘルムでランデスするのも結構いいかも。

握った感想

とにかく自分が紙のデュエマでライゾウやキューブ連ドラが大好きなので、豪快にドラゴンを踏み倒すこのデッキはかなり使っていて楽しいです。

しかし、結構対話拒否だったり蹂躙だったりする面もあり、ライゾウがかなりヘイトを集めていることも否めません。

あと、とんでもなくレアカードまみれだったりします。0から構築するなら生成コストが56800ポイントもかかります。無課金だと相当厳しいラインですね。

現代デュエマと違い、メタクリーチャーが大して存在していないことも大きいと思います。オニカマスが実装した瞬間詰むと思うし。

あと多分規制入ると思います。ライゾウが殿堂するか紙の方の効果に戻されるか。後者はまだしも前者だとデッキ崩壊に追い込まれると思います。

メイ様が壊れだと思ったら、ライゾウが真の壊れカードでした。

ともあれ、好きなデッキなので、使えるうちに使いたいです。